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きみを想うよ  作者: 遊崎
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サイレント・ヴォイス

沁み入る文字

眩しい画面に、その綴りは機械的で。


感情を汲み取るのは難しいけれど、一つ一つが愛おしい


声にならない叫びや ささやきが  聞こえない音でわたしの心に響き渡る



心、わたしの心


くだらないって決めつけて

冷めた目で見下ろして 見下して


免疫のないウィルスの浸入を容易く許してしまったのです

そして病に犯されたわたしの心は


踊らされ 狂わされ

いつしか薬のように、その侵入者に依存していたのです



ぶつりとそれを絶たれ


わたしはそれがひとの心だったことに気がつきました



気がつくのが遅すぎたのです

わたしが気づいていればわたしはこんなにも傷つくことは無かったのです



そしてわたしは。


愚かにも、またひとを求めました



ひとに愛されました

ひとを傷つけました


ひとを、愛しました。




サイレント・ヴォイス


近くて遠いわたしたちには、心地好いぬくもりだったり。

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