2話
「いえ、必要ありません。というか無意味ですね」
「え?どういうこと?」
「この世界は基本的にスキルは1人一つなんです」
「えー…激つよチートできないの?」
「スキルがない人に贈与すればその人はスキルを得られたことになります」
「それじゃこれ使う?」
手渡しで石を渡そうとする。
しかし、手をすり抜け下に落ちる。
「だから言ったでしょう。私はこの世界に一切干渉はできません」
「干渉できないってことは他の人から見えなかったりするの?」
「ええ、モンスターからの攻撃も受けませんし、スキルなども影響ありません」
「え?じゃあなんでアイテムボックスに入ったの?」
「…あれはいわゆる神界。この世界とは全く関係ないんです」
「あ、そういうことね。それじゃ他の人から見たら今“独り言”言っているように見えるってこと?」
「そういうことですね」
「めっちゃ痛い人じゃん…」
「言ってしまえば魂があると言うことですね」
「それじゃさ、念話みたいなことできないの?」
「難しいですね」
「うーん…魂なら僕の中に入れば問題ない?」
「ダメです。一つの器には魂は一つだけです」
「あー…じゃあさ、一旦ぶっころして他の入れ物に魂突っ込めばいいってこと?」
「可能と言えば可能ですが…」
「それじゃこの猪で…」
「いやです!」
「えぇ…あとさ、一つ聞いてもいい?」
「この世界にはモンスターを使役する人間とかいる?」
「ええ、多くはないですが」
「ふーん…ちなみにさ、どんなモンスターがいいとかある?」
「可愛ければ何も問題ないです」
「それじゃ偵察とかも兼ねて鳥とかいいのかな」
「できるだけ可愛いのでお願いします」
「それじゃまず街に行こうか…何より情報が欲しい」
「ええ、ご案内します」
「さて、どんな街があるかな」




