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この作品には 〔ガールズラブ要素〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

散り果てれるなら

どうして

キミの手は暖かいのに

どうして

キミは酷い事をされなくちゃいけないんだろう

ねぇ、どうして


最初は、ただの同じクラスの友達だった

彼女は、私にとって、とっても魅力的だった

そんな彼女から、告白された

それだけで、天にも登る気分だった


私は、彼女の家に行った

何度も使っているけど、遊びに行くって名目で

彼女の部屋は、とっても殺風景だった

彼女は親から、(ないがし)ろにされて育った

ずっと、寂しそうにしていた

私が一緒に居て、少しでも楽になるならって

そう思ってた


ある日

彼女の親が押し掛けてきた

私は、彼女に言われ、クローゼットに隠れた

奴らは、彼女に・・・

目を塞ぎたくなるようなほど、暴力を振るった

そして、彼女のお金を盗って出ていった


私は、怖くて・・・出てこれなかった

彼女が殴られ、蹴られてるというのに


奴らが出てった後、すぐに彼女の傍に行った

彼女は泣いていた

私は、情けない気持ちと、自分の力不足

それに打ちひしがれていた


彼女が、言った

「死にたい」って

私は

私は、「一緒に行くよ」と

そう言った


元々、私には家族はもう居ない

だから・・・私は彼女と居たい


後日、私たちは、学校を休んだ

そして、睡眠薬を沢山買った

その間、私たちはずっと一緒に居た


その日になった

夜に、買っておいた薬を飲む

致死量になるように

そして、

私たちは、抱き合った

「すき」

2人で、そう言い合った

身体の力が抜けて、意識が遠のく

体が、倒れていく

彼女は、泣いていた

私も、彼女を抱きしめながら泣いていた

「 」

何か言った気がする

私も、彼女も

もう、わかんないけど


私たちは

暗い海に、沈んでく

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