装備してみた!
とりあえずだが方針を決めた俺たちは早速狩りについて話すことにする。
「モニカ、知っていたらでいいんだがジャイアントバットをおびき寄せる方法を知ってたりするか?」
「ジャイアントバットはね人の血が好きみたいだよ、人や人の血の匂いを感じて襲ってくるみたい、それで噛みつかれると血を吸われるの」
なるほど、そのあたりは普通の蝙蝠とわからないみたいだな。
となると先ほどの戦闘で盗賊の血がそのあたりに散っている状況ならもしかしてジャイアントバットが現れるかもしれない。
ただ、このままジャイアントバットが現れるのは不味い、ジャイアントバットがこの部屋に入ってきたときに最初に襲われるのはきっとモニカになるだろうからだ。
(何か装備がいるな・・・)
俺は再び収納品の中を物色する。
(この中で使えそうなのは虫食いローブ、擦り切れたサンダル、良品ナイフ、棒かな)
モニカの今の格好はぼろぼろな薄手の布のようなものを縄で縛っているだけだ。
足元も裸足で防御力は無いに等しい、収納品のローブやサンダルはあまり質はよくないが無いよりはましだろう。
武器について、近接は良品ナイフでいいだろう、ただジャイアントバットは空を飛んでいる、棒はそのための武器だ。
収納されている棒を《鑑定》してみる。
《棒》:10フィートの木の棒、いろいろ使える
(10フィート?、3メートルくらいか、それなら子供のモニカでも部屋の上の方にまで届くな)
基本はモニカを襲うであろうジャイアントバットを俺の魔法か舌攻撃で仕留めるつもりだが、何があるかわからないので念のために持ってもらうことにする。
俺は収納品の中から先ほどの装備品を取り出して床に並べるとモニカに装備してもらう様に伝える。
「モニカ、あまり足しにはならないかもしれないがとりあえずこれらを装備してくれ」
「それ箱さんのお宝だよね?いいの?」
「モニカが死んだらせっかくの協力者がいなくなってしまうからな、それにお宝ってほど大した装備じゃないから安心して使ってくれ」
俺がそう告げると、モニカはボロ布の上からローブをまとい腰に巻き付けていた縄を外してローブの上から再び巻き付ける。
サンダルはちょっと大きいが紐で巻き付けるタイプなので無理やり足首に縛り付ける。
ナイフは腰に巻き付けた縄に差し込んで、後は棒を装備すれば終わりだ。
いろいろと貧相な装備であるが先ほどの布一枚よりは幾分かましになった。
そして装備が整ったところで狩りの方法を伝える。
「モニカ、その装備はあくまで自分を守るために使ってくれ、敵は基本俺が倒すから無理しなくていい。」
モニカがコクリとうなずく。それを見た俺は話を続ける。
「敵はおそらく箱の外見をしている俺ではなくてモニカを標的にすると思う、そこでだ敵が現れそうになったら俺は《偽装》というスキルを使い相手から見えないようにする。モニカは敵がこの部屋に入ってきたら俺の前まで誘き寄せてくれ、あとは俺が仕留める、戦い方はこんな感じにしようと思うがわかるか?」
「何かが入って来て気がつかれたら箱さんのところまで逃げればいいのね?」
「そうだ、なかなか理解が早いな」
そういうと、ほめられたせいかモニカははにかみながら笑顔を見せる。
「無理をする必要はないからな、相手がこっちに気がついたらすぐに俺の後ろまで逃げるんだ、俺を盾代わりにしてもいいからケガをしないようになっ」
「でも、それじゃ箱さんが襲われるかもよ?」
「俺は周りの色に《偽装》するし、《隠密》スキルで気配も消すからそう簡単には気がつかれないだろう、俺の後ろに隠れたモニカに回り込もうとするはずだ、まあ、まっすぐ突っ込んでくる可能性もあるがモニカよりも俺の方が圧倒的に耐久性が高いから心配するな、今まで出会った程度の敵じゃ大したダメージにはならない、それにな俺は魔物を食べることで体力も回復するが、モニカがケガをしたら薬も無いからここじゃ治しようがない、そういう理由でケガをして欲しく無いんだ」
そう告げるとモニカは一応は納得したようで俺の意見を聞いてくれるようだ。
さて、これで準備は整った。
あとは運よくジャイアントバットが来てくれることを祈るだけだな。
俺とモニカは話はそこまでにして魔物が近寄って来るのを待ち構えることにしたのだった。
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