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転生したら箱でしたっ!  作者: かぼちゃ
10/22

食事をあげてみたっ!

 簡単ではあるが一通り自己紹介が終わったのでお互いの状況を確認してこれからどうしていくか決めないといけない。


「じゃあこれからよろしくって事で、これからの事を話しても良いか?」


「うん、いいよ」


「じゃあ、今の状況を確認したいんだが・・・」


 そこで俺が話を進めようとすると、「くう〜」とモニカから音が聞こえてきた、どうやらお腹の音の様だ。


 モニカ自身も気がついた様で少し照れた顔をしている。


(腹が空いているのか?、まあ奴隷っぽいしまともに食事も与えられていなかったのかもしれんな)


 そういえば俺は倒した魔物たちを《捕食》 しているせいなのか空腹を覚えた事が今のところ無い。


 おそらくこれからも捕食していけばなんとかなると思う、しかしモニカは俺(魔物)とは違っておそらく普通の食事が必要になるのだろう。


 まさか俺の様に頭から丸かじりとはいかないだろうしな。


(食事か・・・、そりゃまともな生物なら当然必要だよな〜、でもここはダンジョンの中だ、そう簡単に食べ物は手に入らないだろう・・・)


 モニカの食事については早急になんとかしなければいけないな、このままではすぐに飢えてしまう。


 このダンジョンがどの程度の規模で食料が手に入るところまで何日かかるか不明な状況だが何とかするしかない。


(とりあえず、今は俺のバックにある食料で凌ぐしかないな)


 先々不安だがとりあえず今を凌ぐために自分の収納品を確認してみることにする。


(食べれそうなものはかなり無理やりだが、ネズミの死体、腐りかけの肉、干し肉、あとは水か・・・)


 収納されている中には碌な食べ物がない状況だ、最近は《アイテム作成》のレベルが上がり多少はまともな物が出来始めたが、すべて合わせてもその在庫は少量だ、おそらくすぐになくなってしまうだろう。


 とりあえずモニカはいま空腹状態の様なので、収納品からその中でも比較的まともな恐らく食べても大丈夫であろう干し肉を取り出してモニカに渡すことにする。


「こんな物しか無いけど食べるか?」


 そうするとモニカは目をギラギラさせてその干し肉をじっと見つめてきた。


(目がギラついてちょっと怖いぞ、そんなに腹が減っているのか)


 干し肉をモニカの目の前でぷらぷらさせると干し肉に合わせて視線が追従してくる。そのうち涎もたらし始めた。


(なんだかお預けされてる犬みたいだな・・・)


 しばらく視線をさまよわせていると、モニカは恐る恐る俺に聞いてくる。


「食べていいの?」


  どうも本当に食べていいのか不安なようだ、俺はその干し肉をモニカに手渡して


「食べていいよ、何をするにしてもまずは腹ごしらえからだ。」


 そう言うと、モニカは勢いよくその干し肉を食べだした。


 よほどお腹が空いていたのだろう、固い干し肉だがムグムグと噛みながら咀嚼していく。


 その様子を見ていると勢いよく食べすぎたせいかゴホッと少しむせているので収納領域から水をひと瓶出して渡してやる。


「誰も取らないから落ち着いて食え、ほら水だ」


 むせていいたモニカはその水を受け取り口の中に流し込んだ。


 そして喉の詰まりが収まったのか、ほうっと息を吐きそして再び干し肉をかじり出した。


(この様子だとまともに飯を与えられていなかったようだな、この世界の奴隷とは本当に碌な扱われ方をされないみたいだ)


 俺は干し肉を美味そうに食べているモニカに今の状況を説明して、話を進めてみることにする。


「モニカ、食べながらでいいので聞いてくれ」


 俺の言葉を理解したのかモニカが口の中をムグムグしながら首だけはコクコクと頷いた、食べるのをやめる気はなさそうだ。


 まあ聞いているならなんでもいい。


「俺の中にある食事で比較的まともなのはいま食べているその干し肉だけだ、あとは食べられるかわからないが腐った肉とネズミの死体くらいしか無い」


「ネズミさん美味しいよ?」


「!」


モニカの返事に俺は唖然とした。


(この世界ではネズミも食べるのか!?)


 ネズミを食用にする文化があるのか、それとも奴隷だからネズミを食べるのかわからないが美味いと言うくらいだから食べたことがあるのだろう。


 流石にネズミの死体はどうかと思っていたがこれなら食事に出すことが出来そうだ。これで多少は時間を稼ぐことが出来る。


 それに気休めかもしれないが収納品にはいっている物は何故か劣化しないので、ネズミの死体は《アイテム作成》で作成した当時のまま新鮮な状態だ、さらに加熱して雑菌を殺せば多少は安全になるかもしれない。


(生じゃどんな病気を含んでいるかわからんしな)


 出来ればまともな食べ物を用意してあげたいところだが、今の状態でそれは無理なのでしばらくは我慢してもらうしか無い。


(本人も美味しいと言っているし、今は仕方ないか)


 とりあえず収納領域に有る物はなんとかなんとか食べられそうなので、しばらくはこれでやり過ごすしかないだろう。


 しかしそれも数日凌げるかの量しかないので食料問題の解決には繋がっていない。


 そこで俺はあることをモニカに聞いてみる。


「モニカ、ちなみにだが魔物は食べる事が出来るか?」


 そう言うとモニカは


「食べれるよ、美味しいのもいっぱいいるよ」


 と答えてくる、どうやら魔物は普通に食べれるらしい。


(まあ、魔物にもよるだろうけど食用になる魔物を探してそれを食料にするしかないな)


 本当はこれからの方針を決めたいところだが、先立つ飯が無い状況だ、まずはこれを解決してからだろう。


 俺が相手をした敵の中で比較的食べれそうなのはジャイアントバットだろうか体もでかいので肉がそれなりに取れそうだ。


 スライムとゴブリンはさすがに厳しいと思うが念のためモニカに聞いてみる。


「モニカ、ジャイアントバットとスライムとゴブリンは食べたことがあるか?」


「ジャイアントバットとゴブリンはあるよ、ジャイアントバットは美味しかった、ゴブリンは不味くて吐き出しちゃった、スライムは食べたこと無いなあ~」


 その回答からジャイアントバットは食用でいけそうだ、ゴブリンは人種が食べても不味いらしい何も取れなければ仕方がないかもしれないが最後の手段にしたい、スライムはちょっと危険そうだからやめておこう。


「それじゃあ、ジャイアントバットが来たらそれは解体して食料にしよう」


 俺はモニカにそう告げる、了承したのかモニカはコクリとうなずいた。


 あとは都合よくジャイアントバットが来てくれればいいのだが・・・


お気に召されたら☆をお願いします。(/・ω・)/

小説 :https://ncode.syosetu.com/n3914et/

絵 :https://www.pixiv.net/member.php?id=894727

twitter:https://twitter.com/ghost66698

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