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のぼさん  作者: 鈴木犀角
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資料① 作文

   ノボさんとぼく

          2の3 西うら はると


 ノボさんは、やさしいおじいちゃんで、毎日学校にいます。サンタのようなモジャモジャのひげで、まゆ毛もモサモサです。顔はモジャモジャの毛でおおわれていて、表情はよくわかりません。でも、やさしくて、ぼくらの大事な友だちです。 

 ノボさんは、朝から夜までいて、学校の中でくらしているそうです。でも、どこにお家があるのかわかりません。旧校しゃの中に、ノボさんの部屋があるらしいですが、だれもその部屋を見たことがありません。

 あと、ノボさんは先生ではないです。用む員さんでもないようです。たぶん、ぼくたちを守ってくれる仕事の人だと思います。ノボさんは、放課後、木の下にすわって、遊んでいるぼくたちを見守ってくれています。いっしょにあそんでもくれます。ノボさんは、いろいろなしゅ類のオニごっこを知っていて、あやとりも得意です。生き物もくわしいです。

 ぼくは、鉄ぼうが苦手です。体育で鉄ぼうのとき、逆上がりができなくて、みんなに笑われてしまいました。とてもはずかしかったです。なので、夕方、校庭で一人で鉄ぼうの練習をしました。でもできなくて、すごくかなしかったです。気づいたら、そばにノボさんがいました。がんばれがんばれと、やさしく笑っていました。お手本をみせてあげようと、ノボさんも鉄ぼうをやりました。でも、ぜんぜん体が上がらなくて、地面にドシンと落っこちてしまいました。その様子がおもしろくて、ぼくは笑ってしまいました。ノボさんもいたがりながら、笑いました。

 練習をがんばったけど、逆上がりはできませんでした。つかれて、二人で並んですわって、夕日をながめました。オレンジ色の空がとてもきれいでした。ノボさんは、ボロボロの服を着ていますが、くさくないです。晴れの日の原っぱみたいな、やさしいにおいがします。おちつくにおいで、ほっこりします。ぼくは、その時見たきれいな空をわすれることができません。ノボさんと見た夕焼けは、ぼくにとって宝ものです。


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