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メディアのトリセツ

作者: エチュード

 日常生活の中でニュースを除けば、これは毎回見るというテレビ番組がない。時々見るものとしてクイズ番組があるが、これも食事などでその時間にテレビの前に居ることが多いからで、わざわざ時間を合わせて視聴することはない。 

 そんな生活をしていると、たまたまテレビを点けた時に映っていた画面に、名前も顔も全く知らない人が出ていて、しかも、その見知らぬ人がその場の出演者全員から人気者のように扱われていると、自分だけが知らないのかと思い、時代遅れになっているようで少し慌てることもある。


 テレビを見ない代わりに、ネットの動画サイトは暇を見つけてちょこちょこ見ている。テレビが内容を勝手に押し付けてくるのに対して、ネット動画は自分が興味あるものを選ぶことができるのでつい見たくなる。しかし、ネット動画と言ってもそれこそ無限にあって、わざわざ時間を割いて見るに値しないものも多い。大抵はタイトルやサムネイル画像を見て選ぶのだが、中には嘘が含まれていたり、タイトル通りの内容になっていないものもある。ひどい例になると、私の興味の範囲内ではないが、健在している有名な人物のことを亡くなったとか、難病に罹ったとか、人目を引くためにしても、良識を疑うような出鱈目なものさえある。

 以前は素人が作る料理をも見ることがあったが、今は自然の風景や動物に関するものが殆どだ。私の場合視聴しようと決める際に、絶対に譲れない条件がある。それは短時間で完結していることだ。何しろ毎日の生活の中で余暇の時間は限られているので、必然的にそうならざるを得ない。だから、一分前後のものならば、躊躇なく見ることが多い。それが二分、三分となると動画の内容によって、見るか見ないか振り分けなければならない。五分となると見ないことが多いが、内容によっては早送りで見ることもある。なので、十分以上の時間を要するものはほぼ見ることがない。中には三十分以上にも渡るものもあるが、時間を確認しただけで、縁がなかったということになる。

 長い作品でも、要点をまとめれば、三分以内には納められるはずだと考えるのだが、それぞれ動画にはチャンネル登録者が居て、アップ主からその人達への挨拶なども含まれるので、どうしても長くなってしまうようだ。ここで動画サイトも、SNSの分野に入ることを認識させられる。SNSが苦手だからという訳ではないが、チャンネル登録などはしていない。そこまでする必要性を感じないのは、息抜きで見ているからだろう。登録をしなければなどと考えると、いらない義務感が出てしまう。けれども、いつも見ていると、それに関連した動画が出てくるようになっているので便利だと思う。

 そんな条件下で楽しんでいるのだが、最も良く見るのはパンダのシャンシャンの、中国での様子を撮った動画だ。昔なら中国へ返されたパンダの姿を見ることなどできなかっただろうが、今はネットの恩恵でそれができるのが有難い。アップしているのは中国の人だが、日本人や中国人だけでなく、ハングルのコメントもあるので、シャンシャンの魅力は民族の壁を越えて共通認識されているのだろう。日本のファンが時々中国を訪れて、シャンシャンの姿をアップしてくれることもある。

 人間にとって、どのパンダも同じ顔のように見えるのが普通だろう。ところが、自慢ではないが私はシャンシャンの顔だけは、見分けられる自信がある。


 ロシアのウクライナ侵攻が始まって以来、世界情勢が気になるところで、またイスラエルの紛争も中々終局を迎えず、将来の私たちが今のような平和な生活が送れるのかどうか、考えれば考えるほど心配になる。

 そんなことからも、新聞やテレビ、ネットニュースなどをできるだけチェックするようにしているのだが、最近になって、ネット動画にこそ他のメディアは絶対に触れない真実が、隠されていることに気づかされる出来事があった。

 きっかけは、たまたま視聴していたものの隣に出ていた動画なのだが、つい最近世間を騒がせた件についての内容だったので、興味がないこともなかった。それで試しに見てみることにしたのだが、これが天地がひっくり返るような衝撃的な内容だった。その後も同じ人の動画が次々にアップされていて、訴えていることの証拠だとするものもあった。関連して、二、三日前からは、街頭に聴衆が大挙して押しかけている様子が、多くの動画で見かけられるようになった。地方とはいえ、日本国内であれだけの騒ぎになっているのに、テレビや新聞は一切報道しないのが不気味に感じる。

 動画を見る限りただ事ではない様子なのだが、私個人にとっては関係のないことなので、その動画が真実を伝えているのか、それとも何も知らせないテレビなどのメディアが適切なのか分からないが、関係はないにしても、正しい方が勝利する結果になって欲しいとは思う。

 政治にしても政治に関係する様々なことにしても、メディアはいつでも真実ばかりを知らせてはくれない。真実よりも一部の人達の利益を優先することも多いようだ。メディアと言っても、やはり経済活動の一端だからなのかも知れないが、権力やお金で動くメディアなど、民主主義の国には不似合いだ。あくまでも真実をありのままに詳らかにすることこそ、報道の基本ではないだろうか。

 

 

 


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