小説家になろう内における、長いタイトル氾濫の前向きな解決策
運営の方々に言いたいことはただ一つ。
『新着紹介欄に、投稿時のサブタイトルも表示されるようにしてほしい』
これだけだと何が何やらなので、以下エッセイという名の説明です。
なろうに投稿を始めてからというもの、目からうろこが落ちることが何度もありました。
同じ話を聞いても、自分で書く前と書いた後とでは、印象や感想も大違いですしね。
そんな中、一番最近取れたうろこがこちら。
「なろうの新着欄ではあらすじも表紙絵も表示されないのだから、タイトルが説明調になるのは当然」
ああ、そりゃそうですよね。実際自分が書くまでは、なんでこんな長ったらしいタイトルばかりになるのか不思議でした。
で、同一の小説を更新時にタイトルだけ変えて、アクセス数調べたり。
説明調のタイトルが受けがいいのがわかりましたが、なぜかまではたどり着きませんでした。ネットのスレッド名に合わせてるだけだろう、程度の認識でした。
読者目線で見れば、驚くほど単純な話なのですね。
説明調のタイトルに嫌悪感を抱く人は、結構いるようです。もしかしたらそういう人は、サイト読者には少なくて、書籍媒体での読者に多いのかもしれません。
私も、嫌悪感とまではいきませんが、スマートじゃねえなあ、かっこよくないなあ。そう思います。
「最強魔女うんぬん」よりも、「The Disintegrators」の一言のほうが好きですね。
ちなみに洋画のタイトルを音写するのも苦手です。エイリアンvsプレデターくらいならいいのですが、「デイ・アフター・トゥモロー」「キック・アス・ジャスティス・フォーエヴァー」あたりの「・」が多くなるたびにわけがわかりません。
「時計仕掛けのオレンジ」とかみたいに、バシッとセンス良くお願いします。
と、上記の洋画タイトル例を探そうと検索してみたら、最近はシンプルなタイトルが多いみたいですね。なろう界とは逆に進んでいます。いえ、なろう界のほうが逆なのかもしれませんけど。
さて、今回それを強く意識したのは、とある仕事に対するエッセイを書いてからです。
私、普段の生活で感じたことを、「徒然草っぽいもの」というエッセイ集に記録しています。
その仕事に関するエッセイはちょっとした事情から独立して書きました。
これが、普段のエッセイと比べ物にならないアクセスとポイント、そして日刊一位までいったのですね。
あらこれは面白いと思い、ちょっと他の作者さんの情報も拝見したりして。
考えてみたら、当たり前なんですよ。
「徒然草」なんてタイトルだけ見せられても、特にエッセイなんか毎回テーマはばらばらです。
中身のお話のことなんて、車のことか音楽のことか、はたまたちょっとエッチなお話なのか、さっぱりわからないわけですから。
というわけで、エッセイを書いてるみんな、読んでもらいたいなら連載形式じゃなく短編形式にするんだぞ。
私は、エッセイのアクセス数は特に気にしていないので、連載形式のままでやっていきますけどね。
(そもそも好き勝手に書いていて、読者の方をあまり向いていませんし。作品数が増えすぎるのもイヤだし。)
と、これがこのエッセイを独立させた理由です。
エッセイ「集」に紛れさせても、誰も読まないんだよ! という意見を、エッセイ集に紛れ込ませるという矛盾。
で、ここからが本題です。
じゃ、どうやったらそれを解決できるのよ?
そこで冒頭の、「サブタイトルを表示できるようにしたらいいんじゃない?」ですね。
あらすじはどうしても長くなるので、ぱっと見でわかる表示にはしづらいし。最初だけ表示されることを意識したら、文章が不自然になっちゃうかもしれないし。
対してサブタイなら、話がどんな状況かもぱっと見てわかります。そして何より、毎回違った文章が載る。これがでかいのではないかと。
こうしてなろう界は、説明調タイトルの呪いから解放されることになるのです。
制約から解き放たれ、みんな自由な、本当につけたかったタイトルがつけられるようになるのです。
ハッピー!
ちなみに私も「最強魔女ですが怖がって男が近づいてこないので、転生してみました。in 山口県」というタイトルの作品を連載しています。
長すぎて自分でもうろ覚えです。
でも、長いタイトルだからってだけで嫌わないでください。作者はみんな、どうやったらアクセスが伸びるか必死で考えているんです。
実際にこれも、複数のタイトルを見比べてみて、法則を考えて付けたんです。
一言目に興味を引きそうな単語で主人公の説明をして、二言目で逆接を使い、意外な展開のストーリー説明を一言添える。あとはネットっぽい語感や用語を選んでそれっぽくしてみる。
そんな感じです。
というわけで、ここまで読んでいただいたあなた。
よければ↓のリンクをクリックして、騙されたと思って3話目くらいまで読んでみてくださいな。
と、最後は宣伝で〆させていただきます。 おつ。