円卓の席に座っていた女の子
歩いている途中、肩にずっとムズムズというか、痛みがある。もう歳なのかもしれん…
いつもの木の下に着いた。今日は人いるかなぁ.ドアノブを掴んで空間へ移動した。
〜〜
消えるときは徐々に消えるのに、現実から移動するときは最初から身体ができているんだよなぁ…テーブルにはパッと見誰もいない…思ったら、小さな女の子がひょっこり座っていた。るみかさんは今日は来ないのかな…?とりあえず、一人で座っているその子に話しかけてみる事にした。
あまだ「こんにちはー!」
???「こ、こんにちは…!」
あまだ「あれ、ここは初めてかな??」
???「初めてです…!あ、あの…出たいのですが…」
何か、おれを異世界の住人みたいな目で見る少女。さ、最初の日の自分を思い出す…
あまだ「あ!やっぱり…!え、えっと説明長くなるけど…今のところわかってる事全部話すね…」
???「…??」
〜〜
???「なるほど…ということは、私がついてから一時間経たないと出れないのですか……」
あまだ「そういうことになるね…」
???「でも、現実では時間がたたないって、いいですね…!スマホが使えれば実況見ることに使うのに……」
な、何か悔やんでる…かわいい……あ、そういうことじゃないよ!?変な目で見ないでね!??
あまだ「ドアがあって、それを開けたんだよね?」
???「はい、開けたら普通に音なるかなって気になって…」
あまだ「ありゃ、何か開けたくなるよね笑」
???「はい笑あのドア、一日に一回出るんですよね?また来ます…!」
あまだ「うん!また会おー…!あ、なんて呼べばいいかな?」
???「あっ…!りんごって言います!お願いします!」
あまだ「よろしくー!あまだって呼んでくれれば。」
りんご「あまださんですね!わかりました!」
〜〜
しばらく雑談をしてわかったことがある。かわいi…じゃなくて、孫にほしi…じゃなくて、絵を描くのが好きらしい。絵を描かける人が多いから早めに慣れそうだね。後は昆布を覚えないように必死に隠すしかないな、うん。そしてりん、と呼ぶようになってレベルがアップした☆
と言ってもこれと言って趣味が似ているわけじゃないから、話題も限られてくる。だ、誰か女子が来てやってくれ…!!そしたら非常に助かる…!!
と思っていたら誰かに肩をトントン、とされた。後ろを振り返るとるみかさんがいた。何か今まで見たことがない顔をしている。
るみか「お前が連れてきたんじゃないだろうな………?」
あまだ「違うわ!!俺そんな趣味ないからね!?」
るみか「……」
あまだ「いやないから!まじで疑われても…!」
あまだんちょっとショックだわ!!
あまだ「俺が来たときには居て、ここに来ることが初めてらしいよ。」
りんご「こんばんは!りんごです、よろしくお願いします〜!」
るみか「あ、そうなのか…。よかった。うん、よろしくー!」
おい今なんかよかったとか聞こえたぞ。っていうかるみかさんがちょっとりんのかわいさにやられている気がする…
そして予想通りに始まったりんとるみかさんの会話。わかる話には参加して、わからない話はゆっくり聞くことにした。
るみか「へー!犬飼ってるんだ〜、いいなぁ…」
りんご「うん!よく邪魔されるけど…」
あまだ「邪魔されちゃうんだね笑」
るみか「あれ、あまだは何か飼ってたんだっけ?」
あまだ「一応犬を飼ってるよー!あ、犬といえば…りんの犬のものまね、結構すごいよ…!」
りん「えー!そんなにすごかったのかなぁー」
るみか「えぇ!!聞きたい!」
りん「恥ずかしいから、やり辛いよー…」
ほんとに犬かと思うレベルに上手だった…!犬を騙すために練習したらしい。小悪魔だ。あ。筆者が寝るとか言ってるからまた…!!
よくペットショップを見かけると思うけど、動物を売り物扱いして箱の中に閉じ込めているのはあまり納得がいかない。特に沢山動かなきゃいけない動物ほど理不尽さを感じる。しかもテレビとかで、「動かなくても大丈夫なペット」とか言ってる時もあるけど、そんな動物いるわけないやないかぁーーい!!独断で外出れないとか人間でも耐えられないわーい!!おこー!!制度的にどうにかならんかね!!犬とか地震来たらゲージに入ったまま置いて行かれるし!そしてまったく関係ないが、筆者はこの量のキャラクターを喋らせるのに恐怖を感じ始めているのである。今度は勇気を持ってなるべく沢山会話シーンを書くよ…()
じゃんけん!!ぽん!!
最初はグーの時点でおれはパー出してるから一回勝ってる計算になってるけど、今回はパー!!