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キングテレトリー  作者: フクツノタロウ
エングランド訓練所ー訓練編
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顔合わせ

ルークドは次の日さっそく寝坊した。

いつまでも部屋に出てこないルークドを待ちかねたライネットが起こしたのだ。

二人は急いで大講義室向かい部屋へと入る。

そこには既に全員揃っていた。


「すいません。・・遅れました。」

「悪い!・・・俺が寝坊したせいだ。」


二人がほぼ同時に弁明する。

それに反応する人物がいた。


「ちょっと!!いきなり待たせるなんていい度胸ね!」


その人物の性別は女。髪はロングで耳に小さい宝石がついたピアスが片耳だけにぶら下がっていた。

またネックレスもしていて胸にしまっていた。

腰にベルトもしておりメイスが装備されていた。

全体的な雰囲気としてはとげとげしく、ツンツンしている感じだった。


その後にまた別の声が同じ方向から聞こえる。


「まぁまぁ。そちらの人物は昨日到着したと聞いた。仕方ないであろう。」


その発言の主は男。スキンヘッドをしており、服装、雰囲気ともに如何にも武闘家という感じだった。

だが穏やかな性格ではありそうだった。


そんな慌ただしい空気の中、教壇側に立っていたノルスが発言する。


「うぬ。・・・これで全員揃ったわけだ。さっそく始めようか。」


まったくノルスは気にしていない様子だった。


ライネットは教壇側に立ち、ルークドは長机に接した椅子へと座る。

ルークドが教壇側へ目を向けると、見知らぬ顔の人物が3人いた。

左側からオックス教授、ライネット、そしてノルスが中央に立っていた。


さきほど文句をつけた女は不満そうな顔を見せていた。


ノルスは改まって話す。

厳格な様子を見せる。


「さて・・・今日集まってもらったのは我々がこれからキングテレトリーの復活・・すなわち敵対勢力を倒し国を統治するという目的を達成するための最初の一歩のためである。

では、それぞれ自己紹介といこう。君たちからでいいかね。」


ノルスは気合の入った前置きをすると手を椅子に座っている3人へと向ける。

最初に名乗ったのはあの武闘家だった。立ち上がる。


「じゃあ・・拙者から。拙者の名はロウ=ヤン。出身はシュン地方。ずっと「闘気道」をやっていた。一緒に目的のために健闘しよう!よろしく頼む。」


そう言い終わると座った。

すると直後に女が立ち上がり自己紹介を始めようとする。


「名前はマリ。あとは別に必要なi・・。」


そこまでマリが言いかけるとルークドが口を開く。


「へー「闘気道」ていう武道があるんだな。どんな武道なんだ?」


「おぉ!興味があるのか。「闘気道」というのは人間の内に秘めるm・・。」


そこまでヤンが言いかけるとマリが恥ずかしがるような顔をして遮る。


「い・・今は私の紹介だったでしょ!どうして被せるのよ!」


羞恥と怒りを含んだ感情でルークドに怒鳴る。


「いや急に紹介しだすから被っちまっただけだ。・・・そんな怒ることか?」


「ふん!・・・ほんと調子狂うわね。」


マリは不満を言いながら座った。


その様子を教壇側は傍観していた。


「じゃあ今度は俺か。俺の名はルークド。アスーダ地方デサン村出身。・・・うーん。一応魔法剣士か?

まぁ炎以外は使えないけどな。よろしくな。キングテレトリーの復活がんばろうぜ!」


ルークドはそう言い座る。


「押忍!頼む。」


ルークドとヤンは早速友好関係を結んでいた。

それをマリは複雑な気持ちで見ていた。

さらにその風景を見てノルスはニヤリと笑う。


「うぬ。君たちが新戦力ということだ。期待しているよ。

・・・さて今度はこちら側の紹介といこうか。・・オックス教授から。

おっと!短めにお願いしますよ。」


ノルスは教授に釘を刺したようだ。

だが無駄だった。


「名前はハーバー・オックスですね。没キングテレトリーでは研究をしてました。

でもその研究はノルスさんにしか評価されなくてですね。ノルスさんについてきたというわけです。

そもそも黒魔法の存在はすでに襲撃された時点で証明されたわけです。これが意味するのはキングテレトリーがもうひとつあるわけですね。すなわちそこから侵略されt・・・。」


ノルスが「オホッン!」と咳払いをし止める。

オックス教授が気づき話を止める。


「おっと!私の悪い癖がでてしまいましたね。

とりあえず研究、魔法のことならなんでも私におまかせを。」


(スケルトンのことに突っ込まないてことは二人ともすでに会ってるなあ・・・。)


(・・ほんとあの顔、慣れないわねえ。)


ルークドとマリがそんなことを思う一方、ヤンは何も思わなかった。


次にライネットが前にでて紹介する。


「名前はエルード・ライネット。よろしくお願いします。」


そして次に教壇側の右側に移り、ぼさぼさ頭でルーズさが伝わる恰好をしているおっさんが紹介する。


「・・俺の名前はルーサー・ケイン。没キングテレトリーでは兵士育成の学科教師をやっていた。

えーーーっと担当は学科、諜報だ。よろしくな~。」


力の抜けたテキトーさが伝わる言い方だった。


次の紹介は屈強な男だった。スポーツ刈りで見た目からでも強者であるとわかる。

服装は没キングテレトリー軍の軍服だった。


「俺の名はフロスト・イーサン。担当はお前たちの戦闘訓練、実動、そして特命だ。よろしく。」


とても渋く、ハキハキした言い方だった。


最後に紹介するのは還暦を越えてそうな老兵士だった。


「私の名前はライヴァン・オーガといいます。・・こんな老いぼれがなんの役に立つかわかりませんが隊長として兵士を率いてあなたたちを存分にサポートします・・。あなたたちほど力は持っておりませぬが精いっぱいやらせていただきます。何卒宜しくお願いしますぞ。」


老いてはいるが不思議と頼りになる人物であるとわかる言い方だった。


それで全員の自己紹介を終えた。


そしてノルスが厳格な雰囲気を醸し出し、言う。


「私の名前はエドワール・ノルス。私の役割としては総長という位置づけになる。

そして我々を今、この時から「キングリメイカー」と名付ける!」


一拍子置いて言う。


「ルークド、マリ、ロウ=ヤン。君たちはキングリメイカーの実動部隊の中核になってもらう。

その実動部隊にはライネット。君にも入ってもらう。」


「御意。」


「そしてここにはいないが多くの一般兵士、あと・・・食堂、医務室にも各個人であいさつしておくと良いだろう。

ただ、君たちを実戦にだすにはまだ力が足りない。そのためまず三か月ほど訓練を受けてもらう。

さっそく明日から始めるので今日と同じように三人はここに集合してくれるかね。

それでは今日のところはこれにて解散とする。」



ルークドにとって顔ぶれが確認できた日だった。











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