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キングテレトリー  作者: フクツノタロウ
デサン村編
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現状

ルークドは何を言っているのかわからなかった。

すると困惑したルークドをみたノルスは言う。


「ではまず現状の確認からしよう。キングが今いないのは知っているかね?」


「そういえば街で噂になってたな。突然現れた軍に殺されたとか聞いたけどそんなことありえないだろ。 この世界でキングより強いやつなんていない。」


ノルスは頷いて聞いていた。

そして口を開いた。


「いやすべて事実だ。」


その口ぶりは妙に現実味があった。


「フッ 笑うぜ。冗談話を会ったことのない俺に言うためにわざわざきたのかよ。ご苦労だな。

俺は狩りで疲れてるんだ。じゃあな。」


それを聞いたノルスは威圧するように睨みながら話す。


「私はキングテレトリー軍総統だった。あの日は突然中央に襲撃を食らったのだ。

どこから現れたかもわからない集団にな。

その結果キングは死亡、中央の軍は私と少数のものは生き延びたがあとは全滅。」


さらに重々しい口調でつづけた。


「生き延びた我々は情報工作でキングが死んでいること、襲撃を受けたことを隠し続けた。

中央への陸路も絶った・・・中央の惨状を隠すためにな。

だが、いよいよそれも限界だ。キング死亡説はもはや疑われていない。

キング亡き今、支配しようとする勢力が台頭して、戦争寸前だ。」


ルークドは驚きの表情で


「じゃあ世界は・・・」


ノルスはルークスの思考をすべて悟ったようだった。


「うむ。だからこそ私の手で新たなキングを立て「キングテレトリー」を復活させる。

そうかつての同胞を倒してでも。」


ノルスは手持ち時計を見て言う。


「長々と話してしまったかな。

もし力を貸してくれるのならと思って、来た所存だ。

整理する時間がいるだろうからまた後日くるからその時にでも返答はいい。では。」


「ひとつ疑問がある。なぜ俺なんだ?」


足を止める。


「それに答えるのは時期尚早かね。」


そう言うと去って行った。












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