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ヴォルケーノソード
魔法で自分の体や武器を強化するザンギャクを見たルークドは自分にも同じことができるのではないかとフッと思った。
剣に手を添えて、魔法の力を送ってみる。
「・・・・怒りを纏え。」
手を軽く刀身に添え、スッと摩る。
その動作はマッチに火をつけるみたいだった。
「・・・ヴォルケーノソード!」
すると剣に炎が纏う。
それと同時に、ルークドの体に合わさるように騎士の鎧が一瞬、心霊的にぼんやりと写った。
ルークドはその時、この剣は本来この状態で戦うものだったかもしれないと感じとる。
まだ自分の知らない力がある。
それははっきりとはわからないが、「ただの剣」ではないと思った。




