アルの世界の異変
今回、風斗とリゼルは出てきません。
アル視点です。
僕の世界では魔王と女神がいて、その2人が世界を正常に保っているんだ。だけどある時から、女神の白い光がなくなった。
魔王が放つ黒い光は、人々にいろんな病気を発症させるんだけど、魔王がそれを察して光の量を抑えたんだ。
でも、黒い光に変わりはない。様々な人が様々な病気になり、苦しんで、そして死んでいった。だから魔王は女神の元に赴いた。
ここからは魔王がなんとか知らせてくれた情報だよ。そして、一つの伝承でもある
女神が住んでいる城に行く途中で魔物が現われたんだ。
勿論、なんでいるのか分からない。いつもなら、気のいい光の門番がにこやかに通してくれるからだ。
だけど、そこにいたのはいつもの門番じゃ無かったんだ。
魔王はなおのこと気になり、急いで女神の元に向かった。だけど、女神の城はすでに魔物の巣窟になっていたんだ。
ここからが伝承じゃない部分だよ。
魔王はその城からどんどんでてくる魔物を見て、誰かに乗っ取られたと感じた。すぐ部下たちを連れてきて女神の城を取り返そうとしたんだ。
でも、戦いに慣れていないからどんどん押されていった。そこで魔王は精鋭部隊とともに一気に女神の元まで走った。だけど、女神は水晶に封印され、その近くにはローブの男が立っていたらしいんだ。
その男が封印したに違いない。
魔王はそのローブの男と激しく戦ったらしいんだけど、ローブの男は見た事もない道具を使い、様々な技で魔王を翻弄した。
そこで判断したんだろう。魔王は倒す事を諦め、撤退したんだ。
そして僕らに被害が及ばないように村にバリアをはり
守ってくれているんだ。
今でもその状態が続いてる。早くなんとかしないと世界が滅んでしまうんだ。