ただのお遊び
「な、なぜですか!我々は、あなた様をさらった輩を捕縛せねばならんのです!」
「じゃあ、客人だとしたら!?それでも捕まえるの!?」
「「「「「うっ!」」」」」
俺とリゼルがそれぞれ自分の武器をしまうなかで、どんどん近衛達の顔が青ざめて行く。
「「「「「も、申し訳ありませんでした!」」」」」
「全くだ。勝手に勘違いしておいて、あとちょっと続けてたら本当に殺すとこだったぞ」
「殺さないでよね・・・?」
危害を加えるのなら殺す。だって死にたくないもん。
「そういえば、なんで誘拐されてたと思ったんだ?」
「実は、アル様の誕生日に一度お部屋に何度か赴いたのです。午前中に二度、午後には3回ほど」
「そら逃げられるわ」
「「「「「我々ではなく、王です!」」」」」
「うっ!」
「それはどうでもいい。それで?」
「午後6時頃に夕食になっているので呼びに行ったんですが、その時にはもういませんでした。」
近衛さんの言ってることからわかること。
アルが家出しただけ。
「アル、君、ちゃんとどこに行くか言ってあった?」
「流石に言うわ!と言っても置き手紙だったけど」
「帰りますって書いてあった?」
「書かなくてもわかると思ったんだ。いつもすぎてもちゃんと帰ってるし、そもそも夕食は1人で作ってるから」
「「「「「ううっ!」」」」」
「お前ら全員わからなかったんかい!てか1人で食ってんだろ!?そっとしといてやれよ!」
「そもそも、過保護すぎ」
「ぐあああああああ!!!!」
「やめてくれ!王のライフはもうゼロだ!」
「お前ら!わざとやってるだろ!」
「「その通りだが?」」
「「「「「ふざけんなよお前ら!」」」」」
「ううっ、もうワシ、生きていける気がしない」
「王よ!気をしっかり!」
「大丈夫です!我々に出来ないことをやれるのですから!」
「そこに痺れてます!憧れてます!」
「なんでお前らそのネタ知ってんだよ!」
「「「「「インターネット」」」」」
「待て!インターネットあんの!?」
「「「「「ある!!!」」」」」
「おかしいだろ!何であるんだよ!コード見てないぞ!?」
「まぁまぁ落ち着こうよ」
「落ち着け「落ち着こうね?」・・・おう」
リゼルの後ろに、日本の能の人形がめちゃめちゃいる。
そんなこんなの楽しい(?)会話が続いた。
すいません。一つ報告です。
ここで一旦終えます。
単に二つはキツイです。
それだけです。
でも、これを完成させないと3作目に行けないのであとで完成させます。