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アルの世界での騒動

「まぁ、話すも何もここはただの幻影まぼろしつまり嘘の世界じゃ」

「・・・嘘?」

「あぁ、嘘じゃ」

「もしかして、世界が壊れた時にたまに出てくるリセットされきれなかった世界!?」

「そんな世界があるのか?リゼル」

うん、と言葉を続ける。

「でも起きることがないと言われるぐらい少ない確率で起こるんだ。だいた1/100億ぐらいだね」

「そんなに少ないのか!?」

「その上、発生条件もきちんとわかってないんだ。だから教えなかったんだよ」

「・・・ここは幻影だ。だから何が起きても壊れない。消えないんだ。わしらはずっとここにとらわれているんだよ」




リゼルと風斗が爺さんと話してる間におれが扉を見つけることにした。

・・・だって、何をしゃべってるかわからないもん。

扉を見つけるぐらいならおれにもできるらしいから、先に見つけておいたほうがいいだろう。


丸いテーブルを爺さんがいた方向に少し進んだところで見つけた。

「アル〜見つけたか〜?」

「見つけたよ。早く来いよ」




「さぁて、ここは?」

「さぁ?見たことないとこだね」

『扉』を抜けるとそのは、真ん中に巨大な建造物がある。それも円柱型で、上に行くほど細くなっている。また、 そこを中心にして6本の道があり、その先にはまた同じようなタワーがある。道の周りは家や居酒屋みたいなところ、雑貨、武具屋など、多種多様な建物がある。

要するに俺のいた世界での未来、と言う感じだろう。空に雲もあり、地上と地面の間を車が飛んでる。

・・・あぁ、人類はここまで進化するのか。俺の世界もこうなんのかなぁ。・・・ものすごく不自由そうだが。

「不自由そうに見えて、実は結構住みやすいんだよねここ」

「そ、そうなのか」

アルに考え読まれたんだが・・・

「とりあえず、センターに案内するよ」

そう言って、すぐ近くにあった乗り手招きしている。

「それでいけんのか?見るからにただの模様だろ」

「いいから、さっさと乗る!」

「はいはい分かった」

俺とリゼルも乗る。

「パス、24349527。コード、TUMJYIR(タンジェル)

アルがそう言った途端、乗っていた丸い模様から光とともに手すりが現れ、

浮いた。

・・・うん、浮いた。

「「・・・は?」」

「いや〜楽だねこれやっぱ」

以前として円盤は浮かんでいる。センターに向けて矢印らしきものもある。

「「はあああああああああああああああああああ!!!!????」

・・・住む世界が変わって以来二度目の大声だ。


(何!?UFO!?UFOなのこれ!!??)

少年移動中


「着いたよー」

「し、死ぬかと思った・・・」

「僕も自分で飛べばよかった・・・」

今ここはセンターの最上階。あの後上に行くほど地面が小さくなるからびくびくしてた。

ちなみに死にそうになってたのは、風が強くて円盤があまりに揺れるから落とされそうになってた。

「何であれ使ったの?」

「面白いから」

「死ね!いっぺん死ね!それが無理ならせめて俺らのこと考えろよ!」

「だが断る」

「「なんで(だよ)!」」

「怯えるとこが見たかったから」

「このクズ野郎!!」

「それ酷くない!?」

まじで死ねよこいつ!


「ただいま〜〜」

「アル様!?」

「なんだと!?」

アルが部屋に入って声を出した途端、その場にいた全員が揃ってアルの方を見た。

「帰ってこられてたんですか!?」

「ついさっきね。留守中どうだった?」

「何度か4等級が攻めてきましたが討伐できました」

「けが人は?」

「いません」

・・・なんかわけわかんない会話してるな〜〜、とか思いながら見てると、

「おい!お前らはなんだ!」

と言って、こっちに槍を構えてくる兵士。

・・・まぁ、こうなるとはわかってたけど。

「アル〜。弁め─────」

「どうした!一体何事じゃ!」

おぅ。遮られた。

ちなみに声の主は、俺らの奥に玉座があってまたその奥に扉がある。その扉から出てきた。

「一体何があったのだ」

「いや、実は─────」

「この者達がアル様を誘拐していました!」

・・・は?

「ならば今すぐひっ捕らえよ!!」

「「「はっ!!」」」

「いやいや!ちょっまて!俺らの話を────」

「捕まえろーー!」

あぁ、もう、お前ら。

「うざい!」

それと同時にガントレットの風の力を使い、周囲に風を発生させた。




「「「「「うわぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!」」」」」

周りの兵士が吹き飛ぶ。その隙にリゼルは虚空から二振りの刀を生み出す。

「さぁ、かかって来なよ。1人づつ相手してあげる」

そう言ってリゼルは剣を逆さに持って構え、静止する。

俺はガントレットの風と水の力を引き出し、水刀すいとうとして使う。・・・あ、水筒じゃねえからな。

「貴様らが我ら王族親衛隊に敵うわけないだろうが!」

そう言って兵士の1人が槍をついてくる。

ちなみに兵士は20人。10人づつで俺とリゼルを囲んでいる。

俺はついてきた槍を水刀で潰す。

「なっ!」

そのまま腰にさしてある木刀を抜き、払い抜く。(勿論左手でだ)

「ふっ飛べ!」

「がぁぁ!!」

「このぉ!」

剣を持っている兵士が飛んで行った兵士を避けて突っ込んでくる。しかも2人。

俺も前へ出る。そして2人が剣を振り下ろす前に、後ろに飛び退く。

から振ったところを水刀で潰す。そしてまた木刀で吹っ飛ばす。

「リゼル!てかげんしてるだろうなぁ!?」

「当たり前だよ!流石に人は殺さない!」

「「「「「「ふざけるなぁぁぁぁぁ!!!!!!!」」」」」」

「全員とまれえええええええええ!!!!!!!!」

アルが制止を掛けた。

その途端本当に全員が同じように動きを止めた。

遅れてすいません・・・

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