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爺さんと酒場
「ところで、この世界はどういう世界なの?」
爺さんにリゼルが聞いた。
正直、俺もこの世界のことは何一つ知らない。だからなるべくこの世界は把握しておかないと、この世界の影響で他の世界が滅んだら、アルの世界に行っても意味がない。
「すまぬ、あまり人には言えんのじゃ」
「悪い、爺さん。俺にも教えてくれ」
「じゃが・・・」
「この世界の影響で、他の世界が滅ぶかもしれないんだ。頼む」
それでもなお、爺さんは渋って言おうとしない。それほど大きなことなのだろう。だからこそ言おうかどうか迷っているのだろう。
「・・・わかった。すべて話そう」
「ありがとうございます」
「いいのか?爺さん。だいぶ悩んでたじゃねぇか」
「流石に、管理人殿に話さぬわけにはいかんからの。全て、お話しします」
「まずこの世界のことから話そうかのう」
そう言って、爺さんは手元にあったグラスを手に取った。
少しの間休みます
いや、ネタはあるんですが書いてる量が少ないので、いっぺんに書いてから出そうと思います。そうしないと話の数がおかしくなるので