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光の子  作者: 長留裕平
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第3話: 影の襲撃

アキラとミリアは霧ヶ谷に戻り、村人たちに封印の強化を報告した。村人たちは喜び、二人に感謝の言葉を伝えた。しかし、喜びも束の間、新たな危機が村を襲おうとしていた。


ある夜、アキラは夢の中で不吉な予感を感じた。闇の中で囁く声、冷たい風、そして村を覆う黒い影。目を覚ましたアキラは胸騒ぎを覚え、ミリアの元へと急いだ。


ミリアは既に目を覚まし、窓の外を見つめていた。「アキラ、感じる?何かが近づいている。」


アキラは頷いた。「うん、夢の中で何かが迫ってくるのを感じたんだ。」


その瞬間、村の外れから悲鳴が響き渡った。二人は急いで外に飛び出した。そこには、黒い霧のようなものが村を覆い、村人たちが恐怖に怯えていた。


「これは…影の魔物だ!」ミリアは叫んだ。「封印が強化されたことで、封印されていた邪悪な力が反応してしまったのかもしれない。」


アキラは決意を固めた。「僕たちで村を守ろう。ミリア、力を合わせよう!」


二人は村の中心に立ち、影の魔物に立ち向かった。ミリアは光の球を生み出し、それを魔物に向かって放った。しかし、魔物は光を吸収し、ますます強力になっていく。


「どうして効かないんだ…?」アキラは焦りを感じながらも、冷静さを保つよう努めた。


ミリアは考え込んだ。「この魔物は闇の力を持っているから、単なる光では倒せない。私たちの絆と心の力が必要なの。」


アキラはミリアの言葉を理解し、手を取り合った。「一緒に力を合わせて、僕たちの絆を光に変えるんだ。」


二人の手から眩い光が生まれ、それは魔物に向かって放たれた。魔物は光に包まれ、次第に消えていった。村には再び静寂が戻り、影の魔物は完全に消滅した。


アキラとミリアは息を切らして立っていたが、その顔には達成感と安堵の表情が浮かんでいた。村人たちは歓声を上げ、二人に感謝の意を示した。


「ありがとう、アキラ。あなたのおかげで村は救われたわ。」ミリアは微笑んだ。


アキラも微笑み返した。「僕だけじゃないよ。ミリアと一緒だからできたんだ。」


続く…


次回予告:

村に平和が戻ったかに見えたが、遠くの地から新たな脅威が迫っていることが明らかになる。アキラとミリアはさらなる試練に立ち向かうため、冒険の旅に出る。次回、第4話「新たなる旅立ち」をお楽しみに。







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