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理沙と武志  作者: bunz0u
13/17

12ばん

 理沙と武志2人になっても、夜の学校の不気味な雰囲気は関係ないようだった。しかし、一応理沙は武志の腕に自分の腕を絡ませて、ぴったりと体をくっつけていた。

「歩きにくい」

 そう言った武志に、理沙はわざとらしい困った表情をうかべた。

「でもさ、たしかに不審者ってのが出てきたらこれだと困るかもね」

「そうだな。だからその腕を放せよ」

「はい」

 理沙はパッと絡めていた腕を放した。変わりに武志の腰に腕をまわした。さっきよりもさらに体が密着した。

「いや、これじゃ駄目だろ」

「どうして? 手は自由になったでしょ。それであたしを守ってよー」

 理沙はますます強く、武志の腰にまわした腕を締め上げた。武志は理沙の肩に腕をまわしてぎゅっと抱き寄せた。

「わかったよ。それより、どこを見てまわる?」

「とりあえず上から順番に見ていけばいいんじゃない」

「そうだな、安全そうだし、そうするか」

「いやー、保守的ー」

 理沙はそう言って笑った。

 いっぽうそのころ、良助とさおりは武志達とは逆に、1階からまわることにしていた。

「武志の野郎はたぶん上からまわるだろうから、俺達は下から行こう。そのほうが不審者に会う可能性も高くなるからな、たぶん」

 武志はそう言ってさおりを説得したようだった。2人は気楽な様子でお菓子をぱくつきながらゆっくりと歩いていた。

「ちょっと聞きたいことがあるんだけど」

「なんだ?」

「良助くんと武志くんは、ここに入ってから知り合ったんだっけ?」

「ああ、そのわりには親しそうだろ」

「ほんと、そうだねー。もうびっくり」

 まったりとした雰囲気だった。

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