第三話 世界の話、自分の話
散策をしたら大分時間が過ぎたため一階の囲炉裏のある部屋を少し掃除し障子を開け縁側のガラス戸も開け網戸を閉め囲炉裏に火をつける、幸いな事に家の裏手に少し大きいの薪ラックがあり少しだけの薪があったし、薪を撮りに行く過程で全ての柱をノックし中に空洞が無いことを確認して裏山まで少し距離があり、徒歩三分程かかりそうだったのと、表側の森林は自然林のように針葉樹の広がるがこちらも少し距離があるようだ、徒歩五分程だろう、まぁぼちぼち囲炉裏にでも当たりながら情報を纏めるかぁ
囲炉裏端で外見れば西はまだ暮れているのに急ぎ過ぎた一番星が、一人ぼっちの52Hzの鯨のように返してくれるかも分からない、見てくれさえしないかもしれない物を「届け!届け!」と投げかける様に、季節外れの綺麗さで放っていて、横には頼り甲斐のある月が暖かい目で見守っている。
「三日月かぁ、確か意味は始まりだったはずだ、この世界での生活が始まるのとリンクしてとても綺麗に見えるなぁ」
「よしっ纏めるぞぉ」
この世界には魔法があるらしい、なんでもこの国では空気中に無数にある魔子を使うそうで、他の国で使う魔素って言うもんは人間が自然と皮膚呼吸と同じ様に吸収し自分に合った形にした物なんだと、で魔素は貯蔵タンクみたいな物があり貯蔵量は鍛えれるんだと、ここ最近人間同士の平等性を重んじて鍛えればなんとかなる部分の多い魔素を使うんだとか、けれど魔子は魔子を使える許容量を鍛えるのが凄まじく面倒なだけで威力や持続力は体力さえありゃ出るから強さや使い勝手では魔子の方が良いそうで最初のスタート地点が個々人に差が激しいだけなんだと言っていた、魔素•魔子を使って作る力を魔力、魔力を作る時に望んだ形にするのに使う方法を魔法・魔術と言うらしい、他国では魔素を使う魔法を近代魔法、魔子を使う魔法を古代魔法と呼ぶそう、この国では地理的に他の国と関わることも関わる必要も無かったそうでその話が来ていないそうだし、この国は他国で邪険にされるドワーフと共存していて、その理由は宗教なんだそう、他国はドワーフの信仰する科学の神が神から授かった魔法を否定することになるから邪険にするが、この国はそもそも神様はいっぱい居るんだからそう言う神様がいても良いよねと邪険にしないから共存するんだとか、そのおかげでこの国では科学が他国より進んでいるそう、それにこの国は島国で周りが激しく予測困難な複数の海流に囲まれ風も強く高い山が多く地震も多いと言う、そして南北に長い楕円形のような地形だそう。そしてこの世界は私が元居た世界を基に作ったがこの国を強く成りすぎて世界均衡を守るのに工夫するのがめんどくさかったと言った。続いて自分に関してだが、見た目は小学生低学年程らしいし、前世の【知識】はあれど【記憶】が無い、それに神の好奇心は色々な種族を混ぜて見たかったそうで、今は人間で次は吸血鬼が追加されるんだと、一応この国にも吸血鬼は居るが、なぜドワーフじゃないのかというと、半吸血鬼は歴史上にいたがドワーフは人間との夫婦でも産まれてくる子はどちらかの種族にしかなれない、つまり混血にならないからだそうだ、それなら過去いたことある半吸血鬼で経過観察した方が良いだろう、との事だった、種族を追加したいときは最寄りの神社などの神にゆかりのある場所で祈れば良いとも言われた。
「疲れたから寝よう」
そんことを言いながら押入れの中にあった座布団を枕に戸締りをしてからご就寝〜
趣きのある日本家屋の本来の良さを残し.甦らせるリノベーション.sumika.2012-4-2.好きに暮らそうsumika.https://sumika.me/contents/3268(参照 2024-05-09).
上記のものが主人公が住んでいる家の参考物件です