表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/42

プロローグ

私、公爵令嬢レティシア・マガンスターは悪役令嬢らしい。

でも、本当の私はそんなに悪い人間じゃないよ。

前世では気の弱い極々普通のちょっとオタクな25歳の会社員だったし。



この世界が前世でやっていたゲームと酷似していると気づいたのは8歳の時。

モリナレア王国の王太子アルバートの婚約者選びのお茶会の招待状が届いた時に、一気に押し寄せた前世の記憶。

その中にゲームをしていた記憶があり、そこに登場するヒロインをいじめる悪役令嬢と自分の名前が一緒であることに気づいて、そのまま一週間寝込んでしまった。


悪役令嬢は最後には王太子に婚約破棄されてさらにヒロインを害したことによって断罪されて国外追放になる。

よくあるパターンの内容だ。

自分のことでなければ、ふーん、よくある話ねで済む話。

だけど、自分が断罪される側だとしたら、話が違う。

なんとかその運命から逃れないと。


と言うことで、まずやることは王太子アルバートの婚約者にならないこと。

いずれヒロインと浮気をするとわかっている浮気者なんてこっちからお断りだ。


招待状が届いた時、ちょうどひっくり返って寝込んだのをそのまま利用して、病欠させてもらった。

そして、お父様とお母様には泣いて私にはお妃なんて重責には耐えられないと訴えた。

両親は娘に甘かったので、その話が進むことはなかった。


幸いなことに、ゲームの強制力は全然無く、他の公爵令嬢が婚約者に選ばれた。


これで一安心。

でも、わがまま公爵令嬢のままでは、いつ何時断罪されるか分からないので、真面目で目立たない令嬢を目指すことにした。

お父様ともお母様ともお兄様とも関係が良好になるように頑張った。

もちろん、いじめをする取り巻きなんて作らないわよ。



悪役令嬢だと分かった日から7年、真面目に礼儀作法やダンス、刺繍、そして勉強をして過ごした。

わがままでおバカな嫌われ者の令嬢にならない為に人一倍頑張った。


そして、今日、ゲームの舞台である王立魔法学院への入学式だ。

この国の人の中には魔法が使える人がいる。

大概が貴族で、たまに平民の中にも使える人が生まれてくる。

魔法学院は16歳から2年間、魔法が使える人は全員行くことになっているので、貴族がほとんど、平民がたまにいるって感じだ。


ヒロインは平民だけど、珍しい光属性が使える。

癒しの力が使えるなんて、いかにもヒロインだな。

ちなみに私は水属性と植物属性が使える。

2つの属性が使えるのは珍しいらしいので、ライバルチートなのかもしれない。

確か魔力の量も多い設定だったはず。


学院ではとにかく目立たないように。

ヒロインには近づかないように。

この二つを胸に入学式に向かった。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ