2話 召喚魔法
更新忘れてました。これからはもう少しがんばります。
「さあ、いよいよ召喚魔法の始まりだ。」と思ったが。高校生が先生の服を着て 立っていた。
「あのー、貴方は先生ですか?」
「はい、そうですよ。」
やっぱり納得ができない。見た目はどう見ても僕たちと同じぐらいだ。
分かったぞ、この先生はとてつもなく若いんだ。
「失礼ですが、先生は何歳ですか?」
「あ!貴方今私のこと高校生と思っていたでしょ。まあ良いですよ。
二十二歳で、名前は春廼 華よ。」
「いや、若過ぎそりゃ勘違いもするわ。」僕はそう思ったがそれよりこの先生の顔はそこそこ僕のタイプだったから僕の頭のメモリーに閉じ込めた。
「まあ、そんなこと良いですから授業を始めるので並んでください。」
「はい」
「よし次こそ、召喚魔法の授業の始まりだ。」
少し時間が経って生徒がどんどん召喚魔法をしている。
「くそー」
成功する人はあまり多くない。「おっと、次は朱莉の番か。」
朱莉が召喚台に魔法陣を描いた、そしてどんどん魔力を送っていく。
僕は「もうそろそろ良いんじゃないの。」と思ったら朱莉が言った。
「トリファイレスガーン」
これは、魔力を持つ生き物を召喚するときに言う言葉だ。
朱莉が召喚するのが月兎だったから早かったけど、ドラゴンはもうだいぶ時間が
かかる。まあ、僕の場合は魔力を早く送れるからあまり時間はかからない。
そんな事はさて置き、あかりの魔法陣が光り輝いた。そして、光が消えた時
朱莉の前に月兎がいた。「成功だ」生徒や先生から朱莉へ拍手が送られた。
「月兎か、よく頑張った。成功だ。」
そして今から、どうなるかが問題だ。十分経っても月兎が消えなければ一生の
パートナーになる。今は召喚してから5分だみんなの中に緊張が走る。
僕はあることに気が付いた、「月兎の魔力が増えている。」どうなっているんだ。
と、考えるうちに9分50秒。
「10.9.8.7.6.5.4.3.2.1.0」
ゼロと言った瞬間に月兎が消えた。周りからは残念そうな声が聞こえてくる。
そして、朱莉がショックな顔をした時、朱莉の肩に月兎が乗った。
「え」みんなも僕と同じく何が起こったか理解できていないようだった。
少し時間が経ってから何が起こったのか理解することができた。
そう、月兎は魔力を貯めて「0」と先生が行った瞬間に魔力を一気に使って
高速移動をして消えたかのように見せかけて、少し経った後に朱莉の肩に乗った
ということだ。
「ねえ、みんな月兎は魔力を一気に放出して消えたかのように見せかけただけじゃ ないの?」
「おーー」
とか
「さすが」
とか、ありがたい言葉をたくさんもらった時に、誰かが。
「という事は、朱莉ちゃんはパートナーができたって事!」
一瞬静かになって、その後はお祭り騒ぎだった。
お祭り騒ぎが治まった後に朱莉は自分の列に戻った。
という事は、次はマイ ターンだ。
「はい次は、天野 照雪」
「はい」
そう言って、僕は召喚台の上に上がってみんなの魔法陣の百倍複雑な魔法陣を
描いた。「よし、ここからが本番だ。」かなりの魔力を魔法陣に送って、
ついに仕上げだ。本当なら人を十人を魔法陣に捧げなくてはならないけど、
もちろん、人間としてそんなことできないから。僕は小声で、
「フィルポレスト」
と言った。この「フィルポレスト」という魔法は、魔力を物に送って物を操作する魔法だ。それは置いといて、とにかく僕はこの「フィルポレスト」で土を
浮かして、その土を人間サイズの人形にして十個用意して。自分の頬を軽く切って血を垂らしてその血が落ちる前に次の魔法を発動した。
「ヘリトリア」
この魔法は物を十倍にする魔法だそして僕が使ったのは発動前に三乗したのを
さらに三乗して血の量をかなり増やして、十個の人形に染み込ませて。
さらに次の魔法を発動した。
「リーリアソール」
この「リーリアソール」という魔法は気力を分け与える魔法だ。
僕はこの「リーリアソール」という魔法で人形たちに気力を分けた。
そしてまた「フィルポレスト」を使って土の人形たちを魔法陣に並べて。
石で全ての人形を突き刺して。僕は叫んだ。
「トリファイレスガーン」
その瞬間、人形があったところには土の小さな山ができた。
そして、魔法陣は輝いた。輝きが消えると僕の目の前には念願のドラゴンがいた。
ドラゴンの横の大きさは0.8メートルで羽を入れたら4.8メートル、縦も0.8
メートルそして高さは3.0メートル、ドラゴンとして中ぐらいだろう。で二足歩行そして色は赤だ。迫力はそこそこある。
ドラゴンが温かい目で僕の方を見ていた。そして、可愛らしい声でこう言った。
「待っていたぞ強き者、しかし俺はお前の邪魔者だ。」
いいと思ったら、ポイントお願いします。