第六話 武器 Side夕夜
その部屋に入ってから俺は、二つの武器に引きつけられた。隣で何か話しているがまるで気にならない。俺は、他の武器を気にせずその二つの剣を取り鞘から引き抜くと俺は思わず。
「最高だ。俺はこの二つを使わせてもらう。いやここにこれ以上の物はないだろう」
この剣を見て驚く男。
「ま、まってください。それだけは駄目です!その剣は危険な逸話のある物なんです」
その話に興味を持った俺は。
「ほぅどんな逸話があるんだ?」
これはよっぽど危ないのかすぐに説明してきた。
「そ、その剣は、まだ神と魔王がいた時代に神族と悪魔今でいう魔族の間に生まれた双子の兄弟が使った物であり。その二つの剣には、片方に闇が宿りもう片方には光が宿ると言われています。そして・・・さ、最後にはお互いを殺し合いその余波で世界の二割を破壊したとされる剣です。その世界を破壊している様子がすさましい事から神魔の名前をとって光すら食らう剣フェンリルと闇を裁く剣トールの名前を持っています」
「いいな。それを聞いてますます欲しくなった」
それでも男は引き下がろうとしない。
「ま、待って下さい!それを使いこなすのは、人間には無理です!」
それを聞いて何を言っているんだと口を開く。
「それは人間だったらの話だろう?お前の目の前に居る俺は誰だ!俺以上に神になるべき人間、いや神を超える人間がいるか?」
それを聞いて唖然とする男と女。朝日は、隣でため息を吐きながら口をはさむ。
「何を言おうがそれ以外とる気はないんでしょ?二人も諦めてください。こういう人なんですよこの男は」
目の前の男は、それを聞いて少し考える仕草を見せる。
「・・・一つだけ条件があります」
「何だそれは?」
「それを使うと言うなら封印した状態でしか渡せません」
封印のしたままかと少し考えてから、封印は自分で解けばいいと言う答えにたどりつく。
「・・わかった。それでいい」
その回答に男は訝しげな顔を見せながら。
「・・・わかりました。では、これをお渡しします」
男の言葉を聞いてから俺は剣を鞘に戻す。
「俺は、決まった朝日お前は何にする?」
それを聞いた朝日は、
「実は二つほど惹かれるものがあってね?」
朝日は少し歩いてから指をさして。
「どっちにしようか?」
朝日がさした物は、笛とナイフだった。それを見て俺は。
「両方使えばいいだろう」
と答えると苦笑いしながら。
「良いですかと?」
男に聞くと男が、
「はぁ言っても無駄でしょうがその二つもかなりの物です。名前は魔笛アポロンと輝きのアグライアです。言っておきますが封印したままでしか渡しません!」
それを聞いて苦笑いしながら。
「じゃこの二つにしますね」
男はまた溜息を吐いてから、
「最後に私からこの服を送ります」
そう言って出した物は、黒の上着に見えないように何か文字を刻んだものと武器を差す場所があるこれもまた文字を刻んだズボンだった。
「色は、夜に逃げれる様に黒にしました。刻んである文字は、魔法に対する防御力を増やしてくれます。武器はそこに差すのと笛はこのケースにに入れてください」
そう言って朝日にケースをさし出す。入れたのを確認してかっら。
「服を着替えたら東の塔に向かおうと思います」
そう言って男は俺を案内し朝日はもう一人の女とそれぞれ着替えに行った。