第四話 師匠 Side夕夜
俺の宣言を聞いて静かになる人々だからこそ俺は、
「何恥ずかしがる事はない誰が教えようが俺達は誰よりも強くなる。それなら俺達の師匠になれば歴史に名を残せるぞ。だが教わるなら早く理解したいのでな最強の師に相応しい者を俺は
望む」
俺は誰が出てくるのかを楽しみにしていた。そして何処からか
「俺は不老の賢者を進める」
と言う声が聞こえた。静かだったからかその声はよく響いた。それを聞いた人々は
「そうかあの方なら最も早くこの方たち導けそうだな」
それ聞いて俺は
「そいつはどこに居る?」
と聞き返すと目の前の女が
「今は確か東の塔で弟子をとっているはずでもあの方は不老不死にたどりついて魔法使いとして破門された人ですからあまり進められません」
俺の予想以上に良さそうな者が出てきた。これを逃す訳にはいかない。
「破門されるほどの腕の持ち主俺達に相応しいじゃないか」
自分で希望しているからおそらく断れまい。隣に居る朝日は何も言わない事から俺に任すらしい。
「・・・わかりました。ただし東の塔を目指しながら基礎だけは習ってもらいます。その講師は私が勤めます」
話を聞いて少し考えてから
「・・・それはお前も一緒に行くっていう事か?」
と疑問を返す隣の朝日も同じ疑問をもったらしい
「はい。おそらく私も旅に同行することになるので一緒に修行しようかと思いまして」
「だけど破門された人に教わるのは立場を悪くするんじゃないですか?」
と朝日がすぐに疑問を返す
「いえ言葉遊びかも知れませんが私は神官ですので僧侶に属します。だから魔法使いじゃないので大丈夫と思いたいです。いえそう思わしてください!」
それを聞いた朝日は苦笑いしながら
「まぁそこまで言い切るならいいですけど」
そろそろ俺は本題に入りたいので話を切る
「じゃあ俺たちは修行してそのあとに魔族が攻めてきた理由を探せばいいんだな」
それを聞いて相手は
「はいだいたいそのとおりです。あとできればその原因の排除が出来れば最高です」
「ならすぐに東の塔に向かおう。おそらくあまり時間がないのだろう?」
それ聞いたあと少し考え
「長くてあと5年短くて3年ぐらいだと思います」
「なら二人ともすぐにいくぞ」
出口に向かい二人をつれて歩きだす
「ちょっと待ってくれませんか」
最初に出てきた代表者と思われる男が俺達を止める
「さすがに武器もなしで行くのは進められません。ですので武器お渡したいと思います」
それを聞いてもらえる物は貰って行こうとついていくことにした。
「わかったどこに行けばいい?」
それを聞いた男は
「では私についてきてください」
歩きだした男を通すため人々が道をあける。
俺達三人はその男と一緒に外に出た。