第二話 理由 Side朝日
だがそれを聞いて黙っている訳にはいかない。なぜならこのままだと隣で楽しそうな顔した夕夜によく分らないままこのことに巻き込まれそうだからだ。
「じゃあ私たちはこの国を救うために呼ばれたんですか?」
それを聞いた時新たに神官らしき女の子が出てきて
「いえ違いますあなたたちには魔族がこうなった原因を探してほしいのです」
その言葉を聞いて私は思わず
「原因ですか?」
それを聞いた彼女は小さくうなずいて
「はい。私達は魔族と共存しているからこそ彼らがこうなった事に原因があるのでわないかと思いました。だけど私達がここから出る訳にはいきません」
その言葉を聞いた私は言葉に出さずに先を求めた
「今この国は私達と魔族で作った結界に守られています。しかももこの結界は敵に利用されないよう特定の者以外使えないようになっています。結界を使えない方はその護衛をしています」
その言葉を聞いて夕夜は
「要するにこの国を守るために実力の有る者はこの国を離れれないのだな?」
それを聞いた彼女は
「いえ正しく言うと一人だけ連れて行けます」
「一人?」と私達はお互いに顔を見る
「はい私だけこの結界に魔力が適合しなかったのです」
魔力という言葉を聞いて私は疑問を返した
「魔族じゃなくてもの魔力を使えるんですか?」
彼女はそれ聞いて
「はい。魔族通常より魔力が多いもので私達人間も魔力は使えます。恐らくあなた方も使えるかと思われます」
その時隣で夕夜が面白そうに笑ったのを私は見逃さなかった。
とりあえず勢いで二話目投稿