ヒロインの価値は顔or胸or性格?
「今日は2人の生活環境を整えるのと、俺の話し相手になってもらう。」
「は、話し相手ですか?」
「そうだな、話し相手というよりは俺の疑問に答えてもらうのが目的だから、尋問になるのか?」
「じ、尋問ですか・・・。」
「まぁ、それは後での話だ。一晩暮らしてみて何か思う事があるなら言ってみてくれ。」
リアと顔を見合わせ、なにかあるかと考える。
快適な部屋に美味しい食事。
不満は無い。
「あ、あの普段の服装なんですが、どうしたらいいのでしょう?」
「あ~・・・・そうだな・・・・・・・。」
彼が困っている。
初めてみる彼の困り顔に困惑するも、あんな表情も出来るんだと少し嬉しい気持ちになる。
「まずは・・・下着だよな・・・・。悪いがこれでお互いの胸と尻を測ってくれ。」
細長い布のような物を渡された。
よく見ると目盛りと記号が書かれている。
困惑しながらお互いの胸とお尻を測る。
少し・・・いや、かなり恥ずかしい。
「ご主人様、私の胸がここで、お尻がここです。シスの胸はここでお尻はここです。」
記号の意味が分からないのでリアが測ったところを指差しで示す。
「シスが96の94、リアが92の88か・・・とりあえずそのあたりのサイズの下着を出すから部屋で着て一番合うのを教えてくれ。」
ご主人様が空中で指を動かすと目の前に木箱?があらわれた。
木箱にしては木目が無く光沢がある。
「これは?」
「これは段ボール箱だ。紙で出来た箱だ。」
リアの質問に何でもない風に答えたが、高価な紙の箱とは。
紙は最近になって庶民にも手が出る様になったがそれでもまだ高い。
そんな物で箱を作るなら木箱にすればいいものをと思ってしまう。
私がそんな事を考えていると、箱の上部からペリペリと音がして、ご主人様が木の皮をはがすように何かをはがした。
そうすると箱が開き内部が見える。
「こっちがブラでこっちがパンツだ。パンツは分るよな?ブラは分かるか?」
「えっと、胸用の下着ですか?」
「そうだ。ブラはよく分らんから適当に胸の大きさに合わせて買ってみたから試着してみてどれが一番合うのか教えてくれ。後でそれを参考に買うから。」
私達はリアの部屋で試着する事にした。
パンツの方は多少キツイと思う物もあったが、どれも問題はなかった。
ただ、布の面積が少なく、これを彼に見せるかもと考えると恥ずかしい・・・。
「すごい!今までの下着が何だったのって感じね。シスもそう思わない?」
「はき心地はいいが・・・その、なんかスースーしないか?」
「慣れじゃないかな?」
リアは気にしないようだ。
確かにはき心地は素晴らしい。
「あとはこのブラって奴だけど、どうやって付けるのかな?紐みたいじゃない?」
「まあ、形からするにこっちが前で胸を入れるところだろう。そのまま腕と頭を通せばいいんじゃないか?」
悪戦苦闘し2人でブラを付ける。
リアはちょうどよさそうだが、私は少し苦しい気がする。
「シスのブラ少し小さくない?」
「まぁ、このくらいは我慢しようと思えば出来る。」
私がそういい胸を張るとバツ!という音と共に胸の真ん中からブラが弾けた。
「・・・・・・・・・。」
「・・・・壊れた。シスの胸は凶器なの?」
「ち、小さすぎただけよ。それかこの下着が脆すぎるのよ。こんなに細いんだし切れて当然よ。」
「私は問題無いけど。こっちの方が大きそうだから、こっちにしてみたら?」
「そ、そうね。」
結局、私は全てのブラを破壊した。
「・・・・?もう一回測ろうか。」
ご主人様に謝って報告すると、もう一度測ると言われた。
「シス、息を吸って止めてるだろ。吐け、吐くんだ!」
少しでも胸を小さくするために息を吸って止めているのがバレた。
「102じゃねーか。そりゃあ弾け飛ぶだろ。」
呆れたように言われて顔から火が出るくらい恥ずかしかった。
その後、ブラの試着をして丁度良いサイズのものを見付けた。
「シスのおっぱいは魔乳のMだ。」
ご主人様がイジメてくる・・・・。