出来てしまった秘密結社
次の日
すました顔で小部屋に陣取る3人娘をスクリーンで見る。
時々と言ってたくせにまた来やがった。
だが、奴らが風呂場に居ると分かれば、ゴルドとの密会が出来る。
今日も来ると言ってたし、恐らく同じ時間帯に来るのだろう。
3人娘を脱衣所Aに転送し、シスとリアに世話を頼む。
そして俺はゴルドを待った。
俺の心配をよそにゴルドがやって来た。
「ゴルド、心配したぞ。大丈夫か?」
「我が友どうした?私は大丈夫だ。」
「昨日、双子からお前の殺害予告を受けた。殺害じゃないかもしれんが破棄すると言っていた。」
「なっ!まさか・・・!」
「まぁ、お前が無事ならいい。今後は背中に気を付けろ。」
「わかった、我が友、忠告に従おう。それで、双子とキョウカに理由を聞いたんだが、双子からは食べ物と魔乳という言葉が返って来た。キョウカは未来を掴むと言っていたが何の事か分かるか?」
「知らん!双子は昨日も同じ事を言っていた。キョウカの方はさっぱりだ。昨日は何とか誤魔化したが殺しに来てると思うか?」
首を傾げ黙り込まれると不安になる。
「・・・・・・・・多分、違うと思う。キョウカは分らんが元々甘い性格だから、だまし討ちなどはしないだろう。双子の方は殺しに行っているならハッキリ言うはずだ。」
経験者の言葉は重みが違う。
「そうか、油断は出来ないがひとまず安心と思っていいのか。それで、お前の話は何なんだ?」
「あぁ、我が友に会ってもらいたい人達がいる。」
「会うって小部屋で話すのでいいのか?」
「あぁ、それで構わん。」
「なら、奴らが風呂に入っている時を狙ってきてくれ。それなら確実に時間が取れる。」
「いいのか?そんなあっさり決めて。」
「話すだけならな。ちなみに誰だ?」
「うむ、会長達だ。」
「会長?」
「私はシス、ファンクラブとリア、ファンクラブの会員なんだ。」
ドン引きするようなカミングアウトだ。
仮にも勇者がいち女冒険者のファンクラブに入るなよ。
「じ、じゃあ会長達と言うのはそのファンクラブの会長なのか?」
「そうだ!友の話をしたら是非、話がしたいと言われてな。」
「まぁ、構わんが・・・来るなら事前に言ってくれ。」
「有難う、我が友!次にキョウカ達が風呂に行く際に連れてくる。」
「それって早ければ明日ってことかよ。」
「そうだ、いま会長達は街に潜伏している。」
潜伏って隠れる必要があるのか。
「まぁ、お前等がそれでいいならいいさ。」
「では、次回に。」
そう言い残してゴルドは帰っていった。
それにしてもシスとリアにファンクラブがあったなんて・・・。
確かに2人とも違ったタイプの美人でスタイルも抜群だ。
人気になるのも頷ける。
ただ、そうするとキョウカもファンクラブとかありそうだな。
黙っていたら美人だし、スタイルもいいし、おまけに勇者だ。
次の日
俺はシスとリアのサイズのブラを4組購入し洗濯機を回し続け偽ブラの作成を始めた。
色々ありすぎて忘れていた、迂闊だった。
今後は幾つか作っておき、ストックを持たせるようにしておこう。
当然のように3人娘は今日も風呂に入りに来た。
そのすぐ後にゴルドが2人の男を連れて小部屋に侵入。
俺は変態達と対峙する事となった。
「ゴルド、その2人が俺に会わせたい人物ということか?」」
「そうだ、我が友よ!こちらが同志カージャ、こちらが同志キースだ!」
「お初にお目にかかる。私はシス、ファンクラブで会長を務めさせて頂いているカージャと申します。」
「儂がキースだ。同じくリア、ファンクラブの会長を務めている。よろしくな。」
針金のように細い男と背は低いが巌のような分厚い男が頭を下げる。
「そうか、俺がこの迷宮のダンジョンマスターのシリアスだ。宜しく頼む。」
「同志ゴルドより話は聞いています。まずは今日、会談の場を設けて頂いた事に感謝を・・・。」
「あまり丁寧に話されても困る。それでどういった理由で会談を望んだんだ?」
「シリアス殿に我々の会の会員になってもらって頂きたく。」
ウゼェこいつ!
「簡単に言えば理想の巨乳を求める会だ。どうだ会員になってくれんか?」
「どういった理念の元に活動している?」
「・・・・・・・・・・。」
「・・・・・・。」
「・・・・。」
「・・。」
1時間後
「そうだ!胸に貴賤無し!本来その理念の元に行動すべきなのだ!所謂、全ての胸の保護!
そこに不公平があってはいけない!巨乳が好き!それは結構だ!ならば子供の内はどう考える?
人は成長するのだ!ゆえに胸も成長する!全ての可能性を守ってこそ真の巨乳好きなのではないか?俺はそう考える!」
男が集まってのY談は楽しい。
まるっきり意味が無い事で適当に騒いでいるだけだからな。
「おぉおおおおお!!!」
カージャは泣いていた。
キースも泣いていた。
ゴルドにいたっては涎と鼻水でグシャグシャだ。
「我々は間違っていた。貴方は・・・貴方こそが神だ!!」
絶叫するカージャにキースとゴルドが追従し、収拾がつかない。
「こうなれば新たなる会を立ち上げるしかない。そして同志シリアス殿には会員NO,0(ゼロ)の神の座に就いて頂く。」
おかしな話になってきたが、うまくやれば外の世界に影響力を持てるし情報収集も楽だ。
「新たなる会の名前は、秘密結社おっぱい愛好会(OPI)とする。教義の内容は「全てのおっぱいに安らぎを。」全てのおっぱいを守るため会員は戦うのだ!」
「「「おぉおおおおお!!!!」」」
「俺はここから動けない。カージャとキースは今までのノウハウを使い会を運営してくれ。ゴルドには連絡要員兼補佐役として働いてもらう。」
「分かりました、我が神!」
「わかったぞ!」
「我が友よ!この身が砕け散ろうとも守ろう!」
「うむ!だが我がOPIは誤解されやすい。会員が増え我らの理想が理解されるまでは秘密裏に動く必要がある。」
「そのための秘密結社です。」
「しばらくはこの4人で話し合い教義を煮詰める必要がもある。ゴルドは双子達を見張り隙をついて3人で来るようにして欲しい。」
「任せてくれ!」
「それでは、名残惜しいがそろそろ時間だ。3人娘が戻る前に撤収するのだ!」




