プロローグ転生前
はじめて作品を書いています。よろしくお願いします。
~エピローグ~
道標
俺のところに手紙が届いたのはつい先日のことだ。
その手紙の内容は先読みの占いオババからの呼び出しだった、簡潔にただ「あんたに頼みたい、会いに来い」この一文だけ、俺の住んでるところから占いの館まで二日はかかる…だが、世話になったことは確かなので向かうことにした。
村外れの占いの館に到着し店内へ入っていくと正面にはかなり高齢の手元には丸い大きな水晶に手を当てた老婆がたたずんでいた、まるでこの時来ることがわかっていたかのように話し出した。
「来たね、これを見てみな」
「ユース・リーサンデット・フラムティド・ホップティッタ」
先読みの民に受け継がれている儀式らしい呪文を唱えると、水晶が輝きある映像を映し出す。
それは少年が森のなかで傷だらけで倒れているものだった。
なぜこの水晶を俺は見させられたのかわからず、水晶からオババに視線を向けると、わずかに口角をあげ話し出した。
「近い未来で、あんたが出会う少年だよ。さらに言えばお告げで渡り人だってこともわかってる、頼みってのはこの子を保護し、自活できるように面倒を見てやってほしい。どう面倒を見るかはあんたに任せるよ。」
「………」
なぜ俺にオババがこの件を頼んだのかか考えているとオババが喋り出す。
「どうせあんたの余生は短い、呪いのせいで決まった余生をどう過ごすのかはあんたしだいだが、やり残したことがあるんなら、この頼みを効いちゃくれんかね?」
この事に俺はかなり驚きの顔であったと思う。
(ッ!?…まってくれ、俺が呪いであと三年の命だってのは一緒に旅をした仲間しか知らないはずだ、あの闘いのことを占いのオババには伝えていない…これも先読みの民の力か…)
オババが俺に頼んだ理由はわかった。あとは引き受けるかだが、ここ最近の俺なら断っていたと思う、この少年の保護をしかしこの時はなぜか素直に受け入れることにしたのだった。
~俺ことマークケインとこの物語の主人公である少年の出会う前のできごとであった。
稚拙な作品を最後まで読んでくださいありがとうございます。
私の能力が許す限りで更新をしていこうと思います。




