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ストライクイーグル

4月30日、ドラゴンの大きさの設定を変更しました。

次の日、公爵から大変丁寧な謝罪の手紙が来た。

内容としては


「なんでもするんで勘弁してください」


というようなもの。

それに対する俺からの返事は


「せめてトップ()出せやボケが潰すぞ。」


というもの。

そーじゃなきゃ「上が許可しなかった」とか眠たいこと言い出されかねんし。


まぁ、王さまは俺らの実力なんて実際見たわけでもなし。

嘗めてるんだろうな。

嘗められたら殺す。


というわけで


理解らせてやろう。


「HQCから王都HQに空爆要請。目標は王都内、竜騎士部隊駐留地。」


タスマニアの竜騎士さまたちには死んでいただきましょう。見せしめとして。


「copy 王都HQからHQC。空軍のエリア35(第35番基地)より第325戦闘航空団が出撃可能。同戦闘郡よりGBU(誘導爆弾)装備のF15e二機を向かわせる。」


すぐさま基地からレスポンスが返ってくる。

素晴らしい。


「copy 十分だ。アウト(通信終わり)。」


そういって通信を終える。


F15ストライクイーグルが二機か。

対地攻撃と対空戦闘をバランスよくこなせる堅実な設計の機体だ。

はて、どうなるかね。


学園の寮でハミガキしながら待つこと数分。

町の方からとてつもない音が聞こえてきた。

爆発音―――――どうやらイーグルどもはキッチリと仕事をこなしたようだ。


っと、着信だ。どれどれ?


「王都軍からHQC、グローバルホーク(無人偵察機)からの爆撃効果判定(BDA)を受理、誤射ゼロ、一般市民への被害はゼロ。目標建造物並びに駐機していたワイバーンは完全に破壊。

生存者の確認と掃討を開始。」


爆撃した跡地を観測した無人機のオペレーター(操縦士)がその結果を伝えてくれる。

やっとこさ実用化できた新型爆薬―――――HNIWの威力は航空機地を完全に更地にしてくれた。


よし、追加で指示を出そう



「HQCから王都軍

生存者の確認には陸軍の特殊作戦コマンドから特殊作戦部隊群(SOG)とハンプティーダンプティーを出せ。ヘリボーン(による運搬)からのラペリング(ロープ降下)で目標地点まで侵入しろ。」


陸軍特殊作戦コマンドとは陸軍の特殊作戦に関わる部隊を統括する組織である。古巣で言うところのASOKが該当する。

SOGはそこに所属し、潜入工作や人心掌握、適地深くでの戦闘などの特殊作戦を遂行する部隊。

彼らの足となるハンプティーダンプティーは陸軍特殊作戦コマンド隷下のヘリ部隊だ。

正式名称は第1特殊作戦航空連隊。古巣のナイトストーカーズを参考に、多くの輸送ヘリや汎用ヘリを抱え、特殊部隊の足となるために編成された。

その象徴とも言えるのがOH6リトルバード。卵に例えられるそこから、不思議の国のアリスに出てくるハンプティーダンプティーの名を取った。

彼らならば見事に王都に入り込み、兵士たちを送り届けてくれるだろう。


了解の返事を聞き、俺は歯磨きと洗顔を終えた後で意気揚々と学園に向かった。



…………で、到着したけどよ。

なーんか避けられてるな。


まぁ当たり前か、派手にかましたし、騎士令息君来てないし。

死んでもおかしくない大ケガしてたからな。血とかドパドパ出てたし。


絡まれるよりはマシか。


そんなことを考えながら授業の準備を始めようとしたところで


「あの…………あなたが、リアーナ、さんですか?」


さっそく絡まれた。


ナイトストーカーズとグリーンベレー(ボソッ)

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