番外編「廃工場の謎」
特に読まなくても問題ないです。
迷路の入り口に着いた後、無事に入り口であるお姉さんのいるところにまで辿り着き、「お疲れ様でした」の嵐を上手く受け流し部屋から出てドアを閉めたときだった。
「この工場は一体何作ってたんだろうな?」
吉田がそう言った。
「さぁ…工場の中の壁ばっか見てたし、もしかしたら地面に何か手がかりが落ちてるかもな」
そういうと、吉田は建物から飛び出していった。俺も後を追いかけた。
「ふむ…これはなんだ?」
工場の二階の一室に落ちている木製の何か。何かのパーツのようだ。
「うーん…なんだろうな。どこかで見覚えがあるんだが」
顎を触りながら悩んでいると、いきなりドアが開き、相崎が何かを持ってくる。
「この鉄の筒みたいなの、手がかりにならないか?」
その鉄の筒を受け取る。中に光をかざしながら見ると、螺旋状になっているのが見えた。
「どっかで見たような…ないような…」
「後これも見つけたんだけど」といい、再び相崎が何かを差し出してくる。
それは一瞬で思い出せた。プラスチック製の弾倉である。
「うわっ、お前これ弾…いやまてよ?」
さっきまで手に入ったパーツを一つずつ思い出す。あの木製のパーツ、あれは銃床のようにも見える。それにあの鉄の筒の螺旋状、あれは確かライフリングという構造だった気がする。
最悪の可能性が一つ浮かび、地面に手を付き少しだけ後ずさる。ふと、手に何かが触れカラカラと金属製の何かの音が鳴った。
拾い上げてよく見ると、小さい鉄の筒、つまるところ薬莢であった。
「相崎、お前ハンカチ持ってる?」
そう聞くと、ポケットの辺りから相崎がハンカチを取り出す。即座にパーツ全てを丁寧にふき取り、相崎を連れて逃げた。
人間、知らなくてもいいことはたくさんあるな。
番外編は基本マジメなの意外こんな感じなので飛ばしてくれていいと思います。
改善点などあればご指摘いただけると嬉しいです。




