第十一話「経過」
うん
イージーを倒した日から、五日経った。
相変わらず隠れながら行動している。
それと一つ、成長できたことがある。
ノーマルを一匹、吉田と倒すことができた。
イージーよりかなり小さかったが、
比べ物にならないほど強かった。
石丸の話では、イージーが一番でかくてノロマらしい。
逆に言えば、小さければ小さいほど強いとのこと。
「相崎! 今日もお疲れさん!」
吉田とハイタッチを交わす。
今はパークの探検を終わり、帰りの一本道にいるところだ。
「二人とも、お疲れさま。コーヒーあるけど、飲む?」
石丸がコーヒーを持ちながらそう言った。
ありがたく受け取る。ほんのり暖かい。
飲もうとしたとき、誰かとぶつかりコーヒーをこぼす。
後ろを振り向くと、目つきの悪い男が立っていた。
「速くどけ。お前みたいな雑魚にかまってる暇はないんだ」
言うとおりにどくと、男は素早い動きで道の先へ歩いていった。
「なんだあいつ。人のこと思いっきり見下してるぜ」
吉田が飲み干したコーヒーの缶を潰しながら言った。
「はは…。あの子もかなり強いんだけど、性格がね…」
石丸が苦笑いをしながら言った。
「そうだべ、長神はここでトップスリーに入るくらい強いべ」
いきなり吉田と俺の肩の間から顔が出てくる。
特徴的な格好と喋り方をしているので、誰かはすぐに分かった。
「クマさん、あなたはここで一番強いでしょう…。皮肉に聞こえますよ」
石丸がコーヒーをクマに渡す。
「そうだべか、これからは控えるべ」
全員がコーヒーを飲みながら、一息をつく。
「そうそう、新しい情報が手に入ったべ。願いには関係なさそうだけど」
クマがズボンの中から一枚の紙を取り出す。
どこに入れてるんだ。
「我々は戦いを娯楽とする。死闘であればあるほど面白い…。趣味を紹介されてどうするんですか」
石丸がクマから受け取った紙を覗く。
大きい文字で、さっき石丸が言った言葉が書かれていた。
「オラはもう帰るべ。またな~」
手を振りながら、クマが帰っていく。
それに続いて、石丸も帰る。
俺達も一本道を進み、パークから出る。
道を進むと、いつも迷路の入り口にいる。
「なんか、馴染んできたな。あそこに」
吉田がその場に座り込んで言った。
「そうだな」
俺もその場で座りながら言った。
目の前では、ここに初めて来た時と同じように、遊園地のような世界が広がっていた。
あの一言だけ喋った偉そうな奴すぐ死にそう
そして、これ以上話を考えていないのでしばらく姿を消します。
一週間以内には戻れるかと。
改善点などあればご指摘いただけると嬉しいです。




