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リワールド・フロンティア-最弱にして最強の支援術式使い〈エンハンサー〉-  作者: 国広 仙戯
第一章 支援術式が得意なんですけど、やっぱりパーティーには入れてもらえないでしょうか
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用語集&術式簡易一覧

簡易的な用語集、および術式の一覧です。

(※まとーめ厨様がご厚意でまとめてくださったものを掲載しております)




■用語集



・時間の単位

 1アワト→1時間

 1ミニト→1分

 1セカド→1秒


・距離の単位

 1セントル→1センチ

 1メルトル→1メートル

 1キロトル→1キロメートル


・重さの単位

 1グラル→1グラム

 1キロル→1キログラム

 1トル→1トン



・スイッチ

 〝SEAL〟同士を単接続する器機。

 互いに交換する情報パケットは、互いの遺伝子情報を元に作成した『共通プロトコル』に則ってやりとりされる。

 回復術式、支援術式などは『共通プロトコル』による繋がりが無ければ、他人に効果を与えることが出来ない。


・ルーター

 〝SEAL〟同士を複数接続する器機。

 ポート数と同じ数の〝SEAL〟をまとめて接続できる。

 接続している全員の遺伝子情報を元に『共通プロトコル』を作成する。

 ルーター同士を接続してネットワークを構築することもできるが、その場合はルーター同士でも『共通プロトコル』を作成し、

 結果的に複数のプロトコルをまたがってパケットが移動するため、通信速度が低下するという欠点がある。


・〝SEAL〟

 正式名称は『Skin Electronic Augment Living Integrated Circuit(スキン・エレクトロニック・オーグメント・リビング・インテクレテッド・サーキット)』

 元は肉体に寄生させる生体コンピューターだったが、現在では人類の機能の一つとして遺伝子レベルで一体化している。

 フォトン・ブラッドで励起させ、活性化させることで術式などが使用できる。

 コンピューターであるので、現代のサイバーガジェットと同じ機能も持っている。


・フォトン・ブラッド

 新しい人類の体内に流れる、新しい形の血液。

 血筋につき色合いが違う。

 現実世界の情報を改竄する力の源を含んでおり、この成分を術式などで用いて、通常では不可能な現象を起こす。


遺跡レリクス

 世界各地に残されている、古代文明の名残。

 『終末戦争』の際に、これらに関する資料および情報は喪失している。

 情報具現化コンポーネントを生み出す技術、建材の成分、建造目的などなど、謎の塊。


・ギンヌンガガップ・プロトコル

 現実世界に存在する物質を、データ化することで質量をゼロにして、〝SEAL〟内に格納して持ち運ぶことが出来るプロトコル。

 この技術の確立と共に、物質に対して〝SEAL〟とのヒモ付け、タグ付けなども出来るようになっている。

 なお、有機物――生物や植物などはデータ化することが難しく、したとしてもその対象は死滅してしまう。

 宇宙の原初にあった「虚無のゼロ」ギンヌンガガップを模したプロトコル。

 本物のギンヌンガガップは全ての概念を無に変えながら存在を有にする宇宙の真理の一つ。








■術式について


『わかりやすい解釈』


RPG風に例えると、


 フォトン・ブラッド→MP量

 術力の強さ→一度に使えるMPの最大量


 出力スロット→一度に扱える術式の数


『術式の仕様・一部』


 攻撃術式

・込めたMP量で威力が変えられる

・最低限必要な術力があれば術式自体は起動、発動できる

・最大威力は術式自体の効果と術力の強さで決まる

・発動のために術式名発声が必要(セキュリティ上、そう設計することを法律で決められている)


 支援術式

・最大術力でなければそもそも発動しない

 つまり発動のためには一度に使える最大のMP量が必要

・一度の使用で得る効果は一律

・重ね掛け可能な術式もある

・支援術式による身体強化をした際、強化に合わせた制御を覚える必要がある。

・効果時間は三ミニト、これは上書き不可

・任意で効果発動中の支援術式は解除可能

・発動のための術式名発声必要はなし


例をあげると、


①MP1000、術力100、スロ1

②MP9999、術力2000、スロ1

③MP2000、術力5、スロ15


以上の三名のエクスプローラーがいるとして、


攻撃術式

A、最低5、威力1、連鎖効果

B、最低50、威力200

C、最低1000、威力10000


支援術式


倍率2、4、8、16、32、64、128、256、512、1024、2048、4096、8192、16384、32768倍

とすると、


最大術力で使用時


①MP1000、術力100、スロ1の人

攻撃術式

 A、20倍、威力20

 B、2倍、威力400

 C、発動不可


支援術式

 10回まで使える



②MP9999、術力2000、スロ1の人

攻撃術式

 A、400倍、威力400

 B、40倍、威力8000

 C、2倍、威力20000


支援術式

 4回使用可能



③MP2000、術力5、スロ15の人

攻撃術式

 A、威力1(ただし連鎖で威力32768にすることも)

 B、発動不可

 C、発動不可


支援術式

 400回使える



『術力制限フィールドの場合』

術力制限、100までの場合



②の人が術力100にまで制限されるため、

攻撃術式

 A、20倍、威力20

 B、2倍、威力400

 C、発動不可


支援術式

 100回まで使える


となる。








『術式詳細』


〈フレイム・ジャベリン〉 (攻撃・汎用)

炎で形作られた投槍を作り、目標めがけて発射する。

「赤く光るラインで描かれた、穂先に炎を灯した投槍のマーク。」

「真紅のアイコンが本物の燃える投槍に変化するのは、ほんの一瞬だ。」


〈フレイ・ボム〉 (攻撃・汎用)

攻撃座標を決める細い光線が伸びて、照準した相手を爆破する。

特殊効果として「連鎖爆発」があり、複数同時に連ねて一定のタイミングで使うと威力が倍増していく。(威力×(2^重ねた回数-1))

「小さなアイコンがロウソクの炎よろしく灯された。紫紺のフォトン・ブラッドで描かれた、爆発する炎の意匠。」


〈天剣槍牙〉 (攻撃・古代言霊「ハヌ」)

風の術式で、恐らく直線的な一撃だと思われる。

その威力の高さは使い手の術式の強さもあって、、、

「つまり、要するに――ルナティック・バベルの壁が、ぶち抜かれていたのだ。


 あの『柔らかくて強い金属』で出来ている、どんな衝撃も分散して受け止めてしまうため、破壊不能と言われていた外壁が。」



〈プロテクション〉 (支援・汎用)

防御力や体の頑丈さを(2^使った回数)倍に強化する。

現状10回まで(1024倍まで)が限界。

「計十回もの〈プロテクション〉を畳み掛けたのだから、その防御力はざっと一〇二四倍にもなる。布だって石よりも硬くなる防御力強化の加護だ。」


〈ストレングス〉 (支援・汎用)

攻撃力や筋力を(2^使った回数)倍に強化する。

現状10回まで(1024倍まで)が限界。


〈ラピッド〉 (支援・汎用)

身体速度を(2^使った回数)倍に強化する。

現状10回まで(1024倍まで)が限界。


〈フォースブースト〉 (支援・汎用)

術力の強さを(2^使った回数)倍に強化する。

現状10回まで(1024倍まで)が限界。


〈ミラージュシェイド〉 (支援・汎用)

幻影を生み出す。

「幻影の動きは僕のそれを左右反転してトレースする仕組みだ。もちろん質量はないし、触れることも出来ない光学系幻術。匂いも温もりもないただの目くらましだけど、とりあえずはこれで充分。」


〈ヒール〉 (回復・汎用)

傷を回復する。


〈アンチドーテ〉 (回復・汎用)

解毒する。


〈イーグルアイ〉 (特殊・汎用)

小さな鳥を作って飛ばし、俯瞰視覚情報を得る。

「左人差し指に鷹の目を模したアイコンが浮かび、それが小さな鳥の形に変化して上空へ飛翔した。途端、〈イーグルアイ〉が取得した俯瞰視覚情報が僕の《SEAL》に送られてくる。」


〈ファイアボルト〉 (攻撃・汎用)

???


〈彗烈斬破〉 (剣・汎用)

???


〈ライトニングクルセイド〉 (槍・汎用)

???


〈ダブルスラッシュ〉 (斧・汎用)

???


〈光牙〉 (格闘・汎用)

???


〈カラドボルグブリット〉 (拳銃・汎用)

???


〈カメレオンカモフラージュ〉 (支援・範囲可・汎用)

光学的な波動を遮断する。

つまり、目で見えなくなる。


〈アコースティックキャンセラ〉 (支援・範囲可・汎用)

音響その他を断絶する。

つまり、周りに音が響かなくなる。


〈タイムズフレグランス〉 (支援・範囲可・汎用)

匂いその他を封印する。

つまり、匂わなくなる。


〈ブレイジング・フォース〉 (攻撃・オリジナル「ヴィリー」)

熱量と質量を併せ持つ炎をつくりだし、纏う。

これにより、攻撃、防御の強化と中距離攻撃が可能になる。

「でたでたでたでたァ――――――――ッ! 剣嬢ヴィリーの十八番〈ブレイジングフォース〉だぁぁぁぁっ! 熱量と質量を併せ持つ唯一無二の炎! 背中から発動する器用さもさることながら、攻撃と防御の両方を強化するチート術式ィ! オリジナルだから誰にも真似できねぇすげえヤツだぁぁぁぁっ!」


〈フェニックス・レイブ〉 (剣・オリジナル「ヴィリー」)

〈ブレイジングフォース〉の力を利用した連続斬撃を放つ。

巨大な炎の剣が、わずか三セカドの間、目にも止まらぬ速度で縦横無尽に奔る。

「これまでの斬撃が紅炎なら、〈フェニックスレイブ〉は太陽フレアだ。」


〈ディヴァインエンド〉 (剣・オリジナル「ヴィリー」)

一撃必殺と名高い、ヴィリーの切り札の剣術式。

〈ブレイジング・フォース〉の全ての炎を剥ぎ取り、剣の刀身に吸収し、金色の光を放つ剣を大上段から振り下ろす技。


〈ダイバーラング〉 (支援・範囲可・汎用)

水中で呼吸が出来るようになる。


〈アンチリキッド〉 (支援・範囲可・汎用)

防水効果を与える。


〈スキュータム〉 (防御・汎用)

六角形の半透明シールドを作り出し、術者の望んだ方向に展開する。

防御力は一枚では低い。

が、複数展開し、重ねて使える。


〈エアリッパー〉 (攻撃・汎用)

風の刃がスローイングナイフよろしく撃ち出される。


〈レビテーション〉 (支援・汎用)

その名の通り浮遊することのみ出来る。上下移動は出来るが、前後左右には別の術式を併用しないと無理。

「なので、僕はすぐに五メルトル下の床面に降り立った。ただ浮いているだけじゃ無防備もいいところだ。」


〈天龍現臨・塵界招〉 (攻撃・古代言霊「ハヌ」)

化身の一つである天龍の力を以て、この世と塵界とを繋ぐ。それこそ〈天龍現臨・塵界招〉が真骨頂。その荒ぶる風は全てを塵芥へと帰し、生きとし生きるもの全てに滅びを与える。

要は『高周波による分子分解』

「僕の視界に映るのは、幾本もの【すみれ色の光線】で編まれた巨大なドーム。そして、そこに閉じ込められている海竜の姿。

「――り、立体型の……アイコン……!?」

 そう。そうとしか言いようの無い【モノ】が、セキュリティルームの空間のほとんどを覆いつくし、まるで檻のように海竜を封印していたのだ。」


〈ドリルブレイク〉 (剣・汎用)

基本的な剣術式の一つ。

名前の通り、ドリルで突進する。

「 僕が〝SEAL〟にインストールしている数少ない剣術式を起動。紫紺のフォトン・ブラッドが黒玄を被い、閉じた傘のような形に展開すると、名前の通り猛烈な回転を始める。

 剣術式〈ドリルブレイク〉は突進攻撃の基礎術式だが、単純なだけに汎用性は高く、威力も馬鹿に出来ない。攻撃力の強化係数は1.2倍だ。」

「術式が僕の動きをフォローして最適なフォームを取らせ、背から噴出するフォトン・ブラッドが全身を加速させる。光り輝くドリルと化した黒玄を真っ正面へ突き出し、空中を弾丸よろしくかっ飛んだ。」


〈ボルトステーク〉 (攻撃・汎用)

雷の杭を撃ち出す。



〈リカバリー〉 (回復・汎用)

肉体の欠損した部位を再生させる、回復術式。

ただし〝SEAL〟の遺伝子情報から再生するため、これらの情報が壊れていたり、対象が死亡している場合は無効となる。



〈シリーウォーク〉 (支援・汎用)

空中を歩行する術式。

「これは空気中に足場を形成し、大気を【踏んで蹴る】ための術式。」


〈リキッドパペット〉 (支援・汎用)

分身を作成する術式。

「光学的幻術である〈ミラージュシェイド〉と違い、〈リキッドパペット〉は体温と同じ温度の水で形作れた、実体型の分身だ。操作と制御は難しいが、よほど強力な攻撃でも喰らわない限り制限時間が切れるまで効果が続く、高度な囮術式である。」



・『POWER UP』

・『SPEED UP』

・『DEFENSE UP』

・『ARMS EXPANSION』

現在では使用されていない、古代の術式。

かなり単純なコードで、「効果を与える」というよりは「元々持っている力を覚醒させる」意味合いが強い。





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