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掌編小説

サンショウオ

作者: 斎藤康介

 何を恐れることがあろう。何を恐れているのだろう。結局、一人、こころの中で怖がっているだけだ。僕はひたすら怖がりで臆病者で潔癖だ。

 厭になる。

 この狭い空間の中でしか生きていないのかと思うと嫌になる。窮屈なところだ。身を屈めすぎて、それが当たり前になった。暗いことはまだいい。許せる。でもここは狭いんだ。空間は大きくならない。入り込んでしまって、もう身動きが取れない。

 でも本当は出れるはず。壊してもいいはずだ。自分が怪我をすること厭わなければ……。


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