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世界崩壊

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「結局お前は、自分の為だけに生きて自分だけの為に戦っていたんだと思うぜ」

あの人は僕に言う

「だからこそ今までやってこれたんだと思う。

けどお前の生き方は最低だ・・・」

僕の行き方を、考えを

「お前は何でも適当にこなせて、いやな事は避けれるし人を盾にしてきた」

僕はそんな事は思ってないしやった事もない

「イーヤあるね、断言する。

お前はいつか絶対失敗するし、最後に絶対過ちをおかす。手に取るように分かるぜ!」


きっとあの人の言う通りなんだろう・・・

僕は失敗もするし、過ちを犯すとおもう・・・

だから僕は思う


これは普通で平凡な高校生だと思っていた僕が出会った

知らなくていい世界知ってしまったただそれだけの話なんだと思う

僕は特別なんかじゃないし、特別なんてこの世界にはなかった・・・

みんな特別で、みんな世界は違ってた

その体験は僕には重かった・・・

それでもいいなら聞いてほしい

僕と仲間達の物語を・・・


1 

「よっ! おはよう」

そんなさわやかな挨拶と共に無邪気な笑顔が見えた

「おはよう、陽」

「相変わらず朝からテンション低いな~」

「朝、苦手なの知ってるだろ」僕は朝は本当にテンション低いのです。

そんな会話を交わすのは僕の親友の朝日 陽

さわやかでスポーツ万能、性格も良いクラスの人気者。

こんな僕にでも話しかけてくれる彼がいるから僕は学校にも行けるんだと思う

それに比べて僕は・・・成績も運動も平均よりも少し上ぐらいで人付き合いが苦手。だから陽に憧れているんだと思う。

「いや~やっぱ学生はいいね~!学校行って、部活やって!楽しいことばかりだね!」

「僕は苦手だよ、学校。人が多いし、授業だって詰まんないし・・・」

「まあ。そういうなって!お前はどの教科もできるだろ?それより今日の授業ってなんだっけ」

「確か・・・実習があったと思うけど。僕は実習苦手なんだよね。班でなんかやるって・・・」

「マジかっ!やっべ~実習着忘れちまったよ!先生に頼んで貸してもらうか・・・ま、なんとかなるでしょ!てか別にお前は皆とそこそこ仲良くできてるだろ?」

「そうだけど・・・それにたぶん陽だから貸してくれるんだよ・・・羨ましいよ。僕なんて・・・」

「そのネガティブ思考やめ!朝からそんなんじゃ一日持たないぞ!さ、今日も

一日がんばろうぜ?」

うん、やっぱり陽はかっこいいや!憧れるね!

「だけど、お前はいいよな、そう言ってなんでも適当にこなせるんだもんな。俺はそれがうらやましいよ。」いきなり言われて頬が赤くなった!?・・・照れてないよ?

「そうでもないよ、タダちょっと努力してるだけだよ」

「少しの努力?ふざけてるのか?俺たちはお前よりもっと努力しているんだよ!それを忘れるなよ?」いきなり怒り出す陽。

なんだか陽の雰囲気がいつもと違うのを感じた、本当に少しの違和感を、

世界が違ってしまった感覚を

いつもの陽は・・・こんな事言わない・・・何か嫌な事でもあったのかな。

「それによ・・・なんでこんな風に生きて、みんなに気を使って先生に媚を売らなきゃいけないんだろうな?

こんな世界壊してもいいよな・・・俺が壊して見せる、どんなことをしてでも」

場の空気が変わるのを僕は今度ははっきり感じた

「なっ何言ってんの。今日の陽はなんかおかしいよ。」

「俺はおかしくない・・・おかしくなんかないんだあああああ!」

「ひっ!」

怖い怖い怖い怖い怖い!

体が震えるのを感じる・・・何だよこれ、何でこんなことになってるんだよ。誰か、誰か助けて!

陽が僕に手を伸ばす・・・・

伸ばした手を僕の肩に置いた・・・

「な~んてなびっくりしたか!」

「え・・・そりゃびっくりするよ!本当に心配したんだからね!」

「ははっ、大成功!じゃあ驚いたところで学校急ぐぞ!」

「まってよ~」

(あの空気いつもの冗談言ってるときと全然違かった。僕の気のせいかな?)

そんな二人を見つめている影が会った。

「今回の標的はあいつか・・・急いだほうが良さそうだな。今の感じもしかすると結構大物かもな。

そんな事よりももあいつと一緒にいた奴・・・なんか不思議な感じがしたな。」

その影は刀を肩から掛けていた。

 

2 

放課後・・・

僕はいつも通りに授業を受け学校が終わったら速攻帰るそれが僕の日常だった

今日もそのつもりだった・・・

早く帰ってパソコンでもやろう、とか思っていたのに。

目の前に刀を持った赤い髪の男がいた。鋭い眼光だがどこか抜けてる感じの、年齢は僕と変わらないくらいの男だった・・・っておかしい所あるよ!

しかも異様な雰囲気を発し僕の帰り道をふさいでいた。完全にビビってる僕でした!

「あの~すいません。そこ通りたいんですけど、どいては頂けないでしょうか・・・」

「へっ!礼儀正しいんだな、その礼儀に対して通してやるよ」

「あ、ありがとうございます。では失礼します・・・」

そういって僕はかつてない程の速度で駆け抜けていった

「怪しい、ってか危険でしょ!剣もって赤い髪って」

何か一人で言ってるし

「おう!気をつけて帰れよっ!・・・って馬鹿か俺は!

なにいいお兄さん風に帰しちゃってんの!」

後ろからそんなノリ突っ込み?と共に僕の前に現れた・・・なんかいい人かもって、そんなことよりも・・・

「あんな距離を一瞬で!?結構な距離ありましたけども?なぜに!?」

驚きすぎて変な言葉遣いに・・・

「悪いね~そうだ自己紹介がまだだったな!俺はレオってんだ宜しくな」

「・・・」

めっちゃいい人だ!自己紹介はじめっちゃったよー

「宜しくって言ってんだろ。まったく礼儀正しいと思ったけど勘違いか」

こんな変な人に言われたくなかった・・・

「ごめんなさい」

僕はごめんなさいが言える子なのです・・・

「ってそれよりも今の何なんです!?明らかに人間の出せる速度の23倍は出てましたよ!」

「何で数字がそんな具体的なんだよ・・・・まあ、俺は特別に訓練されてるからな~

あんなの朝飯まえだぜ、ってもう夕飯か」

(人のレベルを超えた動きが朝飯前?・・・ちなみに数字は適当に言いました!えへ☆

相手もくだらない事言ったからお互いさまってことで・・・

勝手に決める僕でした!

「何の仕事なんです?そんな訓練が必要なんて・・・」

「よくぞ聞いてくれた!それはな、人のために戦い、人を守るってのが俺の仕事だ・・・って話してる場合じゃねえ夜中の2時に学校の教室に来い!必ずだぞ!?もしも来なかったら、この剣でお前を切り刻むぞ!」

ちゃっかり脅してんじゃねえかよ!選択しないのか!?(怖すぎてキャラ崩壊)

「そんな怖がるなって、冗談だよ。俺はまだまだ仕事があるんでな~バイビ!」

そんな挨拶と共に、レオはそのままどこかに走っていった。

「いったいなんだったんだろう。え~と確かレオさんだっけ?」

(でも不思議となんか暖かい気持ちになったな)

「でも一体なんの用だったんだろう?あっそれよりも早く帰んなきゃ!」

とりあえず、早く帰りたい僕なのでした!


これがレオと僕の始めての出会いだった・・・

この運命の出会いが物語りの始まり、そして僕の日常の終わりを告げる出会いだった

いや、日常だと信じていた世界が終っただけだった。僕は・・・僕は!


3

迷ったすえ学校に来ちゃいました!

レオさんともっと話したい!その気持ちと好奇心が恐怖に打ち勝っちゃったのです!

「あんな怪しい人の言うことなんて無視しても良かったんだけど・・・」

あの時感じた気持ちを確かめたい。そんなことを言ってる間に教室に着いた

・・・レオさんがいた

「ちゃんと来たか!えらいぞ!」

「あのー、僕が呼ばれた理由を教えてもらってもいいですか?」

「あ~それはあれを見れば分かる!」

レオの指差す方向には・・・

「陽っ!何で?何でこんな時間に!」

しかしいつもの彼とは明らかに様子が違っていた!

「さ~て、そろそろ来るぜ」

その言葉の意味を確認する前に陽院の姿が・・・

陽の中から何か黒い不気味なものがどんどんと溢れていた。僕は思わず

「うわあああああああ」

陽は動かずぐったりしていた。陽から出た黒い物体はどんどん形を変えていく・・・最終的には人の姿へと

不気味だった。黒い姿に鋭く光る眼・・・

「そんなびびるなよ!あいつは【ソウル】って雑魚だ・・・だが、この感じ今までの奴とは違う!?」

「えっ」

「説明は後だ! お前はさっさと隠れてろ!楽勝だとは思うがな、念の為って奴だ!」

言われるままにとりあえず逃げ出した。混乱する頭を整理するために自問する・・・

「なんで・・・なにが起こってるんだよ!」

後ろから激しい音が聞こえてくる

「そうだ・・・僕は知りたくて来たんだ!」

知りたいのなら、何かを得たいなら・・・待ってるだけじゃダメなんだ!

なんであの時の僕はそんなことを思ってしまったのだろう・・・普段はやって後悔するよりやらずに後悔した方がいいって思ってたのに、そうすれば、やらないだけでやればできるんだって言い訳ができるから・・・それなのに!

教室に引き返した僕。そこで見たのは・・・

レオにズタズタに、ボロボロにされ動けなくなっているソウル?ってやつだった。

「おっ!ナイスタイミング!そろそろ終わるところだぜ!それでだ、いいか良くきけよ」

話しの途中で今まで動いていなかったソウルが・・・陽へと戻っていった。

「ちっ、まだ動けんのかよ。だがどういうことだ?ソウルが人へ戻るなんて聞いたことねえぞ!」

「どうなってんのレオさん!」

「俺に聞くな!ヤバそうだからもう1回どっかいってろ」

「いやです!今回は決めたんだ、やって後悔してやるって・・・」

レオさんが嬉しそうな顔をしていた

「そうかよ、俺はそういうの嫌いじゃ無いぜ!じゃあ、しっかり後悔しろよ。」

「XXXX」

訳の分からぬ事を言いながら陽はソウルと一つになっていく・・・

もうそれはもう人の姿ではなかった

「陽!?」

レオさんも驚いていて・・・なぜかうれしそうだった

「なんだよこいつ・・・こんなのってありかよ!マジでヤバそうだ。

でもやるしかねえよな!」

「なに喜んでるんですか?どうすれば陽を助けられるんですか?」

「俺は強い奴と戦いたいんだ、悪いが邪魔しないでもらおうか・・・」

「そんな・・・」

剣を抜き陽へと向かっていくレオさん。その背中は頼もしくも怖くも思えた。

「があああああああああああ!」

気合とともに斬りかかるレオさん、しかし

キイン

甲高い音が聞こえた。それは金属のぶつかる音。

「何?てめえどこに武器を持ってやがっ・・・」

レオさんはその武器を確認し、言葉をなくした

陽の剣は腕から生えていた!

「マジかよ・・・こんなのってありかよ?」

陽はそんなレオさんの首をを剣の生えていない腕でつかみ、そして剣を突き刺した。

       

そんな、こんなことって・・・

「うわああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

僕の絶叫が響いた・・・

「次は、お前だ・・・・俺はお前が妬ましい、なんでもできたくせに自己評価が低く謙虚なお前を!

俺は許せなかった。だからな…・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・お前には死んで欲しいんだ」

陽が迫ってくる・・・

「まだ終わってねえよ!俺との勝負が残ってんだろうがああああああああああああ!

それによお、こいつには手をだすな・・・」

そう言って剣で陽の腕を斬り裂いた

「逃げるぞ。おい!悪いが肩貸してくれねえか?」

「レオさんっ!大丈夫なんですか!?」

「いいから早く逃げるぞ!屋上へ迎え!」

「屋上?屋上言ったらもう逃げ場ないですよ!?」

「いいから!早く行くぞ!俺に案があるんだよ!」

「分かりました・・・行きましょう!」

教室をぬけだし、屋上を目指す僕達大量の血を残しながら屋上へと向かっていった

屋上へなんとかたどりといた・・・

「レオさん、どうするんですか?」

そう言って改めてレオさんを見た・・・動けていたのが不思議くらいの傷だった

「そういや何も説明してやれなかったな・・・でももう説明してやれそうにないな・・・・

わるいな」

「そんな事いいからキズの手当てを!しんじゃいますよ?」

「なーに、もう生きれないことは俺が一番分かる・・・いいか・・・あいつはお前が斬るんだ

お前の手で覚悟をもって・・・それが俺の考えだ」

「無理だよ。剣なんて使ったことないし、それに・・・一番の・・・唯一僕に優しくしてくれた・・・陽を斬るなんて・・・僕にはできない・・・

僕はもう一人になりたくないんだ!」

「何だ・・・そんなことかよ

なら大丈夫だぜ。この剣に今から俺の魂を込める!

そうすれば今日から俺とお前は相棒だ!」

「相・・・棒?」

「あーそうだ!俺は体をなくすが剣としてお前と一緒に生きることができる!

お前にはなんか不思議なもんを感じてんだ。きっと何かしてくれるともしかしたらこれからの世界を救えるのはお前かもな。だからよ、これからよろしく頼む・・・

だからお前があいつを斬るんだ!」

「でも・・・そしたら陽は・・・死んじゃうんじゃない?」

「大丈夫だ!俺を信じろ!いくぞ!」

レオのまっすぐな瞳を見ていると信じれるような気がした

「分かったよ・・・いくよ」

レオは叫ぶ

僕も叫んだ

「はああああああああああ」

「うわあああああああああ」

初めて書きました。

感想、アドバイスあればお願いします

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