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瑞稀とデート

 忠は、瑞稀とで会った山間の瑞稀で、デートの待ち合わせをする。ドキドキと心のターボが止まらない。気持ちはレッドゾーンを振り切るくらい。


 ボクサーエンジンの音がした。


 瑞稀のレガシィB4ごやって来た。忠のスイスポの隣に瑞稀が車を停める。瑞稀が降りくる。こちらもドキドキ。ボクサーエンジンが高回転になった時のように気持ちが高ぶる。

瑞稀が車から降りてくると、彼女の笑顔が一層眩しく見えた。お互いの車を愛でるように見つめ合う二人。忠の心はまるでエンジンの回転数が限界まで達したかのように興奮していた。


「待たせちゃってごめんね、忠君。」瑞稀が微笑みながら言った。


「大丈夫だよ、瑞稀。僕も今来たところだから。」忠は少し緊張しながらも、瑞稀の笑顔に心がほぐれていくのを感じた。


「今日はどこに行くの?」瑞稀が尋ねる。


「今日は山の上の展望台に行ってみようと思ってるんだ。そこからの景色は最高なんだよ。瑞稀もきっと気に入ると思う。」忠は自信を持って答えた。


「いいね!楽しみだわ。」瑞稀の目が輝いた。


二人はそれぞれの車に乗り込み、エンジンをかけた。忠のスイスポは軽快な音を立て、一方で瑞稀のレガシィB4は低く力強いボクサーエンジンの音を響かせた。


山道を進む二台の車。瑞稀の運転するレガシィは滑らかにカーブを駆け抜け、忠のスイスポもそれに負けじと追随する。二人の心は一つになり、共に同じ道を進んでいることに喜びを感じていた。


やがて、展望台に到着した。車を停めて外に出ると、眼下には広がる絶景が二人を迎えてくれた。山々が連なり、遠くには街並みも見える。その光景に、瑞稀も忠も言葉を失ってしまった。


「すごいね、忠君。こんな素敵な場所があるなんて。」瑞稀が感嘆の声を漏らした。


「うん、ここに来るといつも心が洗われるんだ。瑞稀と一緒に来られて本当に嬉しいよ。」忠は素直な気持ちを伝えた。


二人は肩を並べて展望台のフェンスに寄りかかり、しばしの間、無言で景色を楽しんだ。風が心地よく吹き抜け、二人の心を一層近づけるようだった。


「今日は本当にありがとう、忠君。この場所も、忠君も、私にとって特別な存在だよ。」瑞稀が静かに言った。


「僕も同じだよ、瑞稀。君と一緒に過ごす時間が、何よりも大切なんだ。」忠は瑞稀の手をそっと握った。


その瞬間、二人の間には言葉では言い表せない深い絆が生まれた。彼らのデートは、心のエンジンを一層高鳴らせる素晴らしい一日となった。




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