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ドキドキが止まらない
瑞稀は忠の話に共感し、優しく微笑んだ。
「お互いに辛い経験をしてきたんですね。でも、そのおかげで今、こうして出会えたのかもしれませんね。」
忠も微笑み返しながらうなずいた。「そうかもしれないね。瑞稀さんと話していると、なんだか心が落ち着くんだ。」
その瞬間、二人の間に少しの沈黙が流れたが、心地よいものであった。瑞稀は少し顔を赤らめながら、
「あの、忠さん…」と口を開いた。
「はい、何でしょうか?」と忠が応じる。
「実は、今日のこの時間がとても特別に感じるんです。こんなにドキドキするのは久しぶりで…」
忠も瑞稀の気持ちに応えるように、
「僕も同じ気持ちです。これからもっとお互いを知って、素敵な時間を過ごせたら嬉しいです」と言った。
二人は互いに見つめ合い、その瞬間、これまでの辛い過去が少しずつ癒されていくのを感じた。心の中で、ドキドキが止まらないのは、きっとこれから始まる新しい物語の予感だった。




