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いつか花道

作者: 空澄叶人


むかーしむかし

あるところに

兄と弟がいました

僕は弟



うちは、それはそれは貧しい家庭であり

何に貧しいかって言うとですね

愛情に貧しかったのです

ちょっと表現が難しいですか?


つまり


親からもらえる愛情

それが少なかったのですね


兄と僕は

愛情の取り合いで

毎日喧嘩ばかり

力の強い兄

僕は負けてばかり


時が経ち


兄はそれはそれは素敵な花嫁さんを

もらいました


ひどい嘘もあったよね

2人で泣いたこともあったよね

言えないこともあるよ


でもその全ては

結婚という

栄光への道だったんだ

苦労で

荒廃していた道は

本当は

花道だったんですね


ちゃんちゃん


物語には実は続きがある


兄はハッピーエンドを見つけたけれども


愛情をいびつに受けた

僕の心は

統合失調症


家族に恨みはない

だけど

生きにくい


今度は

僕の幸せを見つけないとね

兄も、父も、天国にいる家族も

安心できないよね


だから


僕の幸せは

文章を書くこと


いまは、あまりあなたを

楽しませてあげられない


それは

文章を書く力が弱いから

筋力と同じだよね


1年間もすれば

ムキムキになっている

だから

1年後は

あなたを

泣かせてみせる

感動でね


継続は力なり

根っこだけは

誰よりも丈夫なんだ


そしたらきっと

仲間も増えて

毎日充実っす

とか

言ってたらいいな


墓参りに行くよ

お母さん、ペットの犬と猫とカメ

久しぶり

あなたたちと過ごせて

僕は幸せでした


花道でした


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― 新着の感想 ―
[良い点] すでに泣いた(´༎ຶོρ༎ຶོ`) かなりの文章力だ [一言] 神秘的な病を授かったのは 天からのギフトだよ そんな人は強いに決まってる それだけの実が成るよ わたしゃ、そう思うだよ…
2023/10/09 12:23 退会済み
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