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吸血鬼譚。但し『ドラキュラ』以降を除く  作者: 萩原 學
さまよえるオランダ人
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ジョン・レイデン:揺籃期の一幕(1803)

続いてジョン・ライデン Scenes of Infancy (Edinburgh, 1803)から。なのだが、電子書籍が壊れていて該当箇所を検索できなかった。とりあえず英語版Wikipedia の引用文を翻訳。

ジョン・ライデンは19世紀初頭の詩人にして学者、セックス・ピストルズに居た歌手とは別人。

Scenes of Infancy (Edinburgh, 1803) by John Leyden (1775–1811):


アフリカ沿岸南の高緯度地域には、船員に一般的な迷信がある。ハリケーンが頻繁に発生するのは、さまよえるオランダ人と称される幽霊船の出現に引かれているというのだ。

...この船の乗組員は航海を始めた頃に、恐るべき罪少々を犯したものと見られる。そこに悪疫が流行った…そして、然るべき償いが終わるまでの間、その死を遂げた海を漂い続ける運命なのだと。

It is a common superstition of mariners, that, in the high southern latitudes on the coast of Africa, hurricanes are frequently ushered in by the appearance of a spectre-ship, denominated the Flying Dutchman ... The crew of this vessel are supposed to have been guilty of some dreadful crime, in the infancy of navigation; and to have been stricken with pestilence ... and are ordained still to traverse the ocean on which they perished, till the period of their penance expire.

ordain:《神・法律・運命などが》定める

penance:カトリック教会的ニュアンスの「懺悔」「告解」「償い」「罪滅ぼし」など。

expire:期限が切れる。息を引き取る。


オランダ人の『罪と罰』が『償い』を要すると考えられたのは、この頃からと見られる。

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