アヤとの再会 ~同伴編~ 食後のコーヒーとタバコでまったり身の上話
「短大卒業してからこの世界に入ったのよ。ミナミがスタートね。」アイコスを
吹かしながらアヤが語りだす。「結構楽しくやってたんだけど、夜の飲みの激しさが
辛くて、睡眠時間確保したいし、ノルマもきついし、いつかどこかのタイミングで
昼職に戻らなあかんと思っていたからミナミを上がって十三の昼キャバに来たのよ。」
「なるほどねー。夜って短期商売やもんねー。」「体がもたないのもあるけど、
浮世離れしているから、辞め時わからなくてその界隈さまよっている嬢も結構いるよ。
勢いあるときに結婚して専業主婦になるとかじゃない限り現状は年取るほどあかんように
なるからねー。」なるほどなー。アヤちゃんは浮世離れしたミナミにいながらも
セカンドキャリア考えていたみたいねー。
「十三はノルマ緩いし、シングルマザーの子も多いから若さだけじゃなくていいのが
いいな。私もキャバクラドストライクの年齢じゃなくなってきてるし。」
「俺はタイプやで!」「ありがとう。けど今って女子大生がひっきりなしに入店してくる
から20歳~22歳の子がめちゃ多いでしょ。その辺がメインって感じになるとね、
私も結構苦戦するんよ。」
「色々聞くと結構深いよなー。継続してキャバ嬢をやっていくのって。」
「そうそう、入り口は簡単なんやけど、かわいいだけじゃ続かないし、その辺の小手先
テクニックは生き残っている子らは自然とみについていくよねー。」
「結婚とか考えたりするん?例えば俺とか(笑)」「いきなりやなー。まあ、仲良くなれ
ば考えるかも。でもそろそろ意識せなあかんけど、職業キャバ嬢じゃ親御さんの受けが
悪いから今保育士の学校に入りなおして保育園の先生に転職しようとしているのよ。
そのための学費と当面の費用を貯めるのが今って感じかな。学生になったら昼は当然やけど
夜キャバで働くとかも厳しそうやし。」
「なるほどな、保育園の先生かー。ネイルや美容師の専門学校入りなおす子も多いよね。」
「あの辺はお金にならないし、入っても辞める子多いよ。あんまり考えていないから。
この不景気でそんなんでうまくいくはずないのにね。まだ自分でスナックやる方が可能性
ありそうだわ。昼職で手に職あれば何とかなるかもやし、結婚の際に夜職隠せるから
なんとかその辺で結婚ゴールインしたいなー。」
キャバクラロンダリングかー。この手の話はよく聞くし、自分も前職キャバ嬢1本の子と
結婚は抵抗あるし、自然な流れなんかなー。
「そろそろ店行こうか。」「えーカラオケはー?」「私はカラオケ行きません。
行きたいなら誘いまくってる別の子といけばー?」「なんで誘ってるの知ってるん?」
「情報筒抜けよ女の子同士で!この前ランチいってたでしょ。」ヤバ…「あれは社交
辞令やって、大丈夫よ。」「何が大丈夫なん?」「あれは別腹って意味で・・・」
「私も別腹やろ?」「意地悪いわんといてよ。アヤちゃんは別!」「そのセリフ何人
にいってるんよ。「うーん、まあ5人ぐらい」「逆に清々しいわ(笑)ほら、カエラ
行くよ!」
アヤに引っ張られてカエラに向かう。




