アヤと再訪の約束 他の嬢達へ調査を兼ねた店外オファーをしまくる。
「こんにちはー」アヤがノブに声をかける。昔好きだった人と面影が似ているだけで
思い出補正がかかっている。ハスキーボイスでなかっただけで好印象だ。
「こんにちは。昔好きだった人に雰囲気似てて、お喋りしたかったです。」
「そんなこと言ってくれてありがとう。仲良くしてください。」
頭の中がお花畑のノブはちょろかった。…が財布の紐は無駄に堅いため、
次回訪問する約束だけしてカエラをあとにした。
最低限の情報は得た。
神戸の方に住んでること。27歳と以外と年齢がいっていたこと。
昼キャバにしては珍しくカエラ1本で現在は働いていること。
キャバ嬢の次のキャリアとして保育士を志望していること
15分にしては聞けた方だと思う。
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帰り道にアヤに返信メールをしていると、その他の女性陣からも続々と
再訪期待メールが届く。これはどうしたもんかなー。久しぶりの
メール攻勢に困惑する。東京でキャバクラで遊んでいた時もこんなに
攻勢が来なかった。大阪のキャバクラはトークのノリや面白さ、
誘いやすさは格段に高いなという実感がある。
アヤとは再度会うにしても、他の嬢達にも一応愛想ふりまいておこう。
「同伴はしないけど、お互いを知るためにランチでもどうですか?」
今でもよく打つメールの常套句だ。要は軽い店外希望メールだ。
大半の場合は「そんなこと言わずに店に来てよ、待っているわ♡」的な
返信で来るのだが、この店は違った。「15分じゃわからないよね。
ランチでも行こうか。十三付近でよければいいよー」さすがに全員から
は来なかったが、複数人から嬉しい連絡が来る。
アヤとはまだ日程の約束をしていないし、据え膳は食っておこう。
うん、これは情報収集という仕事であって、アヤちゃんをないがしろに
しているわけではない。そう言い聞かせてご飯の約束をする。
十三で同伴するならどこの店に行くのか?って話をリサーチしていると、
どうやら十三駅周辺では「がんこ」や「かに道楽」でランチ同伴するのが
鉄板らしい。個人的にそこまで面白いと思わなかったので食べログでもう少し
検索すると、十三のラブホ街を超えたところによさげなカフェがあることに気づく。
店からは少し離れている…が、若い女性と敢えてラブ歩街を横切る…エロいな。
そんな妄想も後押ししてランチ行きましょ♪そんな陽気なメールを送る。




