梅田のキャバクラにて③ アイが梅田とミナミについて語る。
「最近は梅田もミナミも共通やけど、常連さんばっかりで新規は少ないかなー。
時々無料案内所経由で団体さんが来るけどワンセットで帰るしねー。あと、
常連さんでも社長さんとかは動き鈍いかなー。癖の強い常連さんばっかりやから
結構しんどかったりするかなー。」とアイがマドラーを回しながら語る。
「なるほどー美味しいお客さんが減ってめんどくさい客だけ残っているわけね。
あとは新規さんや永遠フリーさんか。ノブさんとその人らならどっちがいい?」
「断然ノブさんやって。だってめっちゃ面白いし、ちゃんと通ってくれて指名
被りでも拗ねへんやん。指名被りで拗ねる常連さん、めちゃめちゃ多いねんで。
マジめんどくさい。一応被りにならないように調整はするけど仕方ない場合も
あるやん。いめんどくさいわー。」「じゃあ被りにならないようにアイちゃん
以外で店外できそうな子指名しよかな?」「そんなんしたらエース出禁に
するから。」いじわるトークをしたらふくれっ面で拗ねるアイ。
ややこしい指名客が多いことはノブにとって好都合だったりする。そんな人たちは
総じて大柄だったり、嫌われプレイをして嬢からの失点を食らう。その点ノブは、
最低限のマナーを守るだけで優位に立てるのだ。大体足しげく通う層はアラフォー
以降の男性が多いので、その中ではノブは若手であるということも大きい。
アイとワンナイトに持ち込むには朝・昼・晩と働きすぎのため、単純に遊ぶ時間が
ない。その他の嬢も子供の送迎や朝や夜に別の仕事を掛け持ちのため、時間が
作りにくいように思える。軽いセクハラやお触りは簡単だが、店外とかは難しい
とみた。エースではおとなしくするしかないかな。シュンとするノブであった。
「ミナミはどんな感じ?」「勢いあるかなー。シャンパンばんばん開けてるし。
社長が経費で若い子連れて呑みに来てる感じ。社長らコロナに全員かかったし、
ワクチンもおじいちゃん達早かったから怖いもん無しで呑みに来てるで!」
笑えないブラックジョークを飛ばしながら話を続ける。
「問題は嬢のほうかなー。コロナ禍で新規で入ってくる子がまあ使えないわ。
打たれ弱いのもあるし、しゃべらないのよねー。あと、ノブさんが期待している
ほど可愛くないわー。超美人じゃない限りは喋るかボトル開けるかしてほしいwww」
なるほど、結構大変だな。「私が指名もらっている常連の人らもヘルプでついて
くれる子が楽しくなかったり、ボーイの人とのやり取りが不満だったりして結構
離れているのよねー。厳しいわー」実力のあるアイがそう言うほどなら厳しい
状況なのだろう。
「エースはみんな温かいから好きやわ。そこまでストレス感じないし。」居心地の
良さは同意できる。ただ個人的には店外やワンナイトを目指せる娘もいてくれても
いいのにーと思いながら水割りを傾けるのであった。
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