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33.吸血鬼さん、まずは。

復讐の順番についてですが、頂いた感想を参考にしつつ決めました。ありがとうございます。

 優先順位をつけるならば、まず最初に狙うべきはサルキッスかミオーネだろう。


 サルキッスは明確な”悪”であり続けているようなので、俺の復讐心を満たす以前に放置が出来ない。加えて、こちら側にはマオというおびき出すには格好のロリもいる。


 色々と復讐の作戦も立てやすく、俺自身の義憤をスッキリさせる、という意味でも狙うべき存在だ。マオには悪いが協力をして貰おうと考えている。


 ミオーネについては、眷属の最後の一枠を埋める存在である。早めに手に入れて全員揃えたい、という思いも俺は強い。


 全て眷属が埋まれば、あとは男の勇者をどういたぶるかを考えるだけで済むからだ。


 どちらを一番にするのか、というのが悩み所だが……悩む必要があることでも無いか。一番にサルキッスで二番目にミオーネだ。


 色々と男に癒えぬ心の傷を負わせるフォルドゥークは最後にはなるが、それには一応の理由がある。


 被害者となった男たちの詳細は分からないが、スラム街でのみ今のところ完結しているのであれば、襲われている多くは善良ではない市民である可能性が高いからだ。


 やつ自身の性格も考慮すると、むしろ小悪党を組み伏せることに執心していそうですらある。跳ねっ返りは好みだろうからな。


 俺を襲う時も「抵抗する素振りを見せろよ。それが堪らないんだよナァ」とかほざいていた。


 あのスキンヘッド野郎、絶対にアレを切り落として絶望に落ちた面を拝んで――い、いや、その怒りは今は置いておく。


 ともあれ、美形で構成された親衛隊とやらが、一般人が巻き込まれているのではないかという意味で気にはなるが、悪党の中から美形を選んでいるだけかも知れない。


 考えられる現状は、”生意気なやつが多そうな悪党を率先して襲っていそう”というものだ。なので、取り合えずは最後でも良い。


 復讐は次の通りの順番で行うことにする。


 ①サルキッス

 ②ミオーネ

 ③フォルドゥーク


 これが一番に理にかなっているし、俺にとっても腑に落ちる順番である。





 目標が定まった俺は、復讐相手を見つけたということを他の眷属にも伝えて理解して貰いつつ、さっそくマオを抱えて一直線に港街まで向かうことにした。


 ご奉仕がお預けになることを眷属たちには残念がられたが、そこは帰ったらたっぷりと寵愛してやると言えば留飲も下がったようで、すぐに笑顔になった。


 ちなみにミミについてだが、時間が経って妊娠が確実となった。勘違いではなく確かに俺の子を宿していたようだ。


 産まれるのはまだまだ先なので、名前やらを考えるのは後になるが、嬉しい出来事である。


 だが――それで安心して終わりでは無い。まだ1人目なのだ。ミミには最低でもあと4人は産んで貰うのだから、これからが本番でもある。


「妾もぬし様との愛の結晶が欲しいのじゃ……」

「さぁ、こればかりは授かりものだから、思うようには行かないよ」

「それでは、授かるまで頑張って貰わないといけないのう……?」


 マオについては俺も吹っ切れてはいるが、さすがに見た目ロリを孕ませるというのは絵面が大変な気がしないでもない。


 重ねて言うが、年齢的には何も問題は無い。マオは三十路だ。


 しかし、世間的には俺が危ない人になってしまい、それは望むところではないので出来れば少し遠慮したいと言うのがある。


 ティティやドラティア、あるいはこれから眷属にするミオーネについては子が出来ても構わないが、マオの場合はな……。


 頼むから当たってくれるなよ、という感じだ。





 さて、港街には一両日中に着いた。本来であれば馬車で二カ月は掛かる場所ではあるが、俺の足があればここまでの短縮が可能だ。


 それでは――俺自身の復讐の為にも、その命を落とすことになった幼女たちの無念を晴らす為にも、サルキッスには絶望に落ちて貰いながらあの世へと行って貰うとするか。

本作の復讐も後半戦に突入です。

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― 新着の感想 ―
[一言] リアルで連続幼女誘拐殺人事件はトラウマでしたからね。
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