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天使の詩を君に送ろう  作者: や茶
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第一話 晴れ時々雨

主な登場人物

天王寺晴てんのうじはる16歳高校生 誕生日4月2日 170cm 体重55キロ

普段はおとなしい性格をしているが翔と朱音と絡むと自分らしさをだす


鏡田翔かがみだしょう15歳高校生 誕生日7月20日 175㎝ 体重63キロ

いつも何かを起こしてしまうほど活発に動く少年 スポーツ万能 


水谷朱音みずたにあかね15歳高校生 誕生日12月25日 155㎝ 体重47キロ

強気な口調で言うが恥ずかしがると誰が見てもわかるくらいに顔を赤くする


謎の少女 ?




第1話 晴れ時々雨


雲ひとつない真っ青な空・・・その空を見上げながら走っていた。


空…

それは君のようだ!笑っている時は晴れ怒っている時は曇り泣いている時は雨

どこまでも続く大空は君の感情そのもの。だから丸わかりなんだ、入学式で出会った時は・・・


    4月7日


晴   天王寺晴てんのうじはる16歳高校生です。皆さんとお友達になれたらうれしいです!てへっ


 早朝の朝誰もいない公園のど真ん中で顔を赤くしながら大胆なポーズをとる晴


 ボクはこんな、恥ずかしいことは絶対に言わない!絶対に!!!!


 今にもスマホを落としそうに濯ぎ笑いをする水谷朱音(みずたにあかね)その横で今にも崩れそうに大爆笑している鏡田翔(かがみだしょう)この二人は小学からの長い付き合いで、俗にゆう親友ってやつだ。


朱音  も~~腹が痛いハルが悪いんだから、らしくないこと言うから


 らしくないことを言わせたのは貴女(あなた)【水谷朱音】ですよ。


 晴は顔を梅干しみたいに赤くして千鳥足でその場を離れた。

翔は鼻で笑いながら両手をポケットに入れ晴を追いかけようとするが半回転してニコッと朱音に笑みを浮かべ話しかけた。


翔  朱音が怒らせたから、大事な人に何か買ってやりなよ


 翔はこれでもかというくらいに大きな笑顔を朱音に送った直後朱音の短い髪が逆立つ、と同時に顔を真っ赤にする。

 

朱音  ふ、ふ、ふざけるな。わ、私はあいつのことなんて!!



 朱音は構えていたスマホをポケットしまって翔と晴の元に駆け寄った。3人横に並ぶと朱音と翔がさっきのことで揉める。気が済んだかと思ったらさっき撮った俺の恥ずかしい動画を二人で見返していた。

 いつもどおりボク達は真っ青な空の下桜道を歩いていた。晴の頭に桜 朱音の頭に桜 翔の頭に桜


お揃いだ!!



翔  おい、ハル

教室

  廊下側から話しかけてくる翔、まさか隣の席が翔になるとは頭文字順になっているとは言っても

あ行、、、


少ない!!!


晴 ど、どうした!?


 不安気に聞き返す。

ボクは知っているんだ隣になった翔はボクを巻き込む

中学の時もそうだった。隣の子に告白しろハル、あの先生に消しゴム投げろハルなど…んっ?!


  俺がしなければいいのでは!そうだ!俺は高校生になったんだ一皮むくぞ!!


まぁ、過去は過去今を乗り越えないと一言いえばいいんだ、勇気を出すんだボク。


翔 入学式


晴  ヤダ

よし!言えたぞ?晴は自分を褒めたたえすぐに翔のほうを向くと自分の思った翔の顔ではなかった!!


    感動して、、、


翔 そうだよなぁー出たくないよな


晴 ちょっとまっ


言い返そうと思ったが時は遅く晴の腕を掴み廊下にでた!!



窓窓窓 今何回目の窓を通りすぎたんだろう!!と思いながら翔に引っ張られている


翔 あっ!?晴先に屋上に行っててくれないか!!忘れ物したわ


やっと止まった。ここまで来たんだもう従うしかないと不機嫌な顔をしながら同意した!!


晴 わかったすぐに来いよ!!


翔 申し訳ない!すぐ戻るわ!!


晴は手で合図を出し階段をのぼった。


翔とはサボることは多かった。忘れ物も多かったなぁ疲れるやつだよまぁ退屈よりかはマシだよな。階段の折り返し地点晴は窓の外見る。

桜が舞う

この桜がまた、咲き枯れ始めたとき俺たちはいつもどおり変わらないのかな?

らしくないな

晴は階段を一段のぼり始めた!!!一段一段足が重いなぁ部活やめてから運動してないからなぁ。さてっあと一段だ。ふぅぅぅ。新鮮な空気がほしい!!


晴は思いっきりドアを開ける



と目の前に長い髪の少女が後ろに腕を組んで空を見上げていた!!よく見ると泣いている。なぜ笑いながら泣いているんだ?!どう表現すればいいんだろう!!普通なら泣き笑い?!僕はふとこの言葉が出てきた。


晴  晴れ時々雨


少女は晴の言葉で気づき手をそっと指し伸ばす。少女を後押しするように桜が風に舞い手を覆う


サクラひらひら



ふと一度だけ静かになった。


  『天使の歌を君に送ろう』

謎の少女は意味の分からない言葉を自分になげかけた!!

その言葉の意味よりもニコッと笑うその姿が印象的だった


きれいだ!!


ボクは思ったことを口に出した!!


君の出会いは桜が舞う屋上で不思議な言葉をボクになげかけたことだ!その時の君は・・・


晴時々雨だった!!
















読んでいただきありがとうございます

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