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いい感じだ

いい感じた。誰も俺を止められない。ふわあおー!!力がみなぎってくる。スチール缶もこの通りグシャグシャだ。かなりの筋力だ。だが、それだけではない。単純にスピードもある。豹のような、いや野生のイリオモテヤマネコのような狩りのスタイル。強力だ。肉体が躍動している。あらゆるものがもろくみえる。はうわあーー!!ちょりー!!ういういー!!ショベルカーのような揚力。おそるべき体躯。高度な圧力。柔軟な肉体美。凄まじい。あいつは凄まじい。誰もが叫ぶだろう。かのものは、夢の国からやってきて、夢を現実に変えた!!と。厳しい石膏固めの鬼瓦に、一種のまぼろしがついてまわる。バネのように弾ける物体。すなわち、俺の肉。受肉。見ているか?それとも見ていないか?それさえも無意味だ。ときめく前に全ては終わっている。現実派教徒の妥協案などクソくらえ!!なんて汚い言葉を!!とわめく信者たちの、純真さに涙が出る。いや、そなたらはもういい。そのままで、いいのだ。よくぞ、ここまで、頼り切ったものだな。骨はまるで黄金だ。いや、合金だ。ダイヤモンドだ!!俺の構造を見ろ!!見るまでもなく、美があるとわかるだろうな。だがな!!醜悪な召人諸君!!君らは俺に勝てるのだ!!わかっているのか?点穴。この一事をもって、死となす。弱き方を狙わず。強きを愛するがゆえ、強さを叱咤する。怒れる男たち。なお、道すがら、剣を振るい、人を殺めたるか?わけもわからぬものが、いいというのか?何かを見いだせるか?何もないというのは真理か?ヤバイか?まずいか?俺は何もできない。ただの最高の肉体者である。ストレッチは欠かさないらしい。マッサージ師を専属につけている。どんなものも、恐ろしい人となる。どんなものも恐ろしい凶器となりうる。それが、肉体の失われた世界だ。私たちは何か大きなもの所属したくて所属したくて、たまらない。そんなこと、どうだっていいと感じる人間はいるか?無人島で1人で暮らすおじいさま。許せぬよ!!私は人間が許せぬよ!!おじいさまは叫びました!!気合のスイッチをいれるんだ。厳しすぎてはいけない。優しさもまた無用か?愛される存在なのか?それとも忌み嫌われる存在なのか?あいつはどこにももういないというのに。アルミテドラル・フージッシ。叫びの女。豊かな赤髪に七色が混じっている。結局、フージッシは、誰からも理解されない。やつは死んだのだ。フージッシを置いて。

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