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9/12

牛乳を譲ってもらいました。


今週も無事に終わった…

電車に揺られてボーッとしているサラリーマンばっかりだ。(俺も含む)



家に帰っても何にもないんだよなー。あと牛乳無くなっていたよなー



腕時計を見ると午後8時。

駅前のスーパー9時までだし、今日の晩酌と明日の朝ご飯と牛乳買ってから帰るかー。



ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー



ー・何時でも安い!胸がキュンキュン♪キュンキュンマーケット!・ー



ここのスーパーの名前は慣れん。

てか、閉店間際でも結構人いるなー

見切り商品とか狙ってんのかな?



まぁ良いや。とりあえず晩酌セットから……えーっとビールにポテチ……ん?



あ、この組み合わせはアカンやつだ。

雷に撃たれた時の組み合わせや

ポテチはやめて…オカキにするか。



「ビール、つまみ、朝ごはん用のパン……あと牛乳だけか」



えーっと、牛乳、牛乳………あ!!あと1本しか残ってない!



俺はラスト1本の牛乳に手を伸ばした。



ー・ぷにぃん・ー



誰かの手と重なった。

俺は手の持ち主を見た。



うわぁ………ヤバ……………



もの凄く(色んな意味で)キツそうなオバサンだった………



………絶対に譲ってくれないよね☆

しかも、凄い勢いで睨まれた……チビりそう☆



…………うん。諦めよ。

牛乳飲まなくても生きてはいけれるし。

明日買いに行けば良いわけだし。




「あの…」




「あらやだぁー♪ごめんなさいねぇー♪」




え?

なにその満面な笑み?

あと乙女チックな声と仕草もなに?



「牛乳どうぞー♪私は明日買うからあー♪」



「え……あ、どうも…ありがとうございます…」



すげーニコニコだったな……

さっきのメデューサのような睨みは何処に行ったの…?



まぁ、とりあえず……ぎゅ……牛乳ゲットだぜ!…




さ、帰ろ。

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