牛乳を譲ってもらいました。
今週も無事に終わった…
電車に揺られてボーッとしているサラリーマンばっかりだ。(俺も含む)
家に帰っても何にもないんだよなー。あと牛乳無くなっていたよなー
腕時計を見ると午後8時。
駅前のスーパー9時までだし、今日の晩酌と明日の朝ご飯と牛乳買ってから帰るかー。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ー・何時でも安い!胸がキュンキュン♪キュンキュンマーケット!・ー
ここのスーパーの名前は慣れん。
てか、閉店間際でも結構人いるなー
見切り商品とか狙ってんのかな?
まぁ良いや。とりあえず晩酌セットから……えーっとビールにポテチ……ん?
あ、この組み合わせはアカンやつだ。
雷に撃たれた時の組み合わせや
ポテチはやめて…オカキにするか。
「ビール、つまみ、朝ごはん用のパン……あと牛乳だけか」
えーっと、牛乳、牛乳………あ!!あと1本しか残ってない!
俺はラスト1本の牛乳に手を伸ばした。
ー・ぷにぃん・ー
誰かの手と重なった。
俺は手の持ち主を見た。
うわぁ………ヤバ……………
もの凄く(色んな意味で)キツそうなオバサンだった………
………絶対に譲ってくれないよね☆
しかも、凄い勢いで睨まれた……チビりそう☆
…………うん。諦めよ。
牛乳飲まなくても生きてはいけれるし。
明日買いに行けば良いわけだし。
「あの…」
「あらやだぁー♪ごめんなさいねぇー♪」
え?
なにその満面な笑み?
あと乙女チックな声と仕草もなに?
「牛乳どうぞー♪私は明日買うからあー♪」
「え……あ、どうも…ありがとうございます…」
すげーニコニコだったな……
さっきのメデューサのような睨みは何処に行ったの…?
まぁ、とりあえず……ぎゅ……牛乳ゲットだぜ!…
さ、帰ろ。