箱庭系ブラウザゲーム全体把握論
ここではもう少し真面目に内政をしたい人の為の話をする。
大事なのは、まずは領地の把握である。
とはいえ書きながらあいまいな自分の領地を把握できるなんて普通の人はできない訳で。
そんな人のために自分の領地を把握するやり方を紹介しよう。
まあ、タイトルに書いてあるのだが、箱庭系ブラウザゲームを利用するのだ。
箱庭系ブラウザゲーム。
有名所では『ブラウザ三国志』や『戦国ixa』なのだが、意識をしてほしいのは自城の領地画面だ。
自分がいるであろう城から周囲数マスにいろいろなものを建設できるあれである。
このマスが領地の広さと思えばいいのだ。
つまり、大領主だと自城から周囲10マスぐらいはなれても建設でき、弱小領主だと自城の周囲にしか建設ができないという感じだ。
こういう領地の広さの視覚化というのは作者にとってすごく大事である。
なぜならば、多くの領地というのは、主人公が何かする前に、何か建設されているからである。
たとえとして、弱小領主を例に取ろう。
辺境山岳地帯の貧乏男爵という感じで、領地が城とその周囲ばかり。
で、当然彼らも生きてきたのでその周囲には畑が作られており、その先には高い山と鬱蒼と茂る森が広がっている。
この状況で、この男爵領の経営が黒字ならば何も問題がない。
だが、物語を作るのだから、大体この手の領地は返せない借金がある事が相場である。
こうやって自領のイメージが固まってはじめて内政という武器が光ってくる。
この詰んだ状況を逆転させることが物語のスタートラインになるのだ。
次は、この手の内政ものの具体的な話に移ろうと思う。