まずは金額を決めよう
まずは、なぜ内政をするのかという話からしよう。
これを頭に入れないと内政の規模、つまり当然お金を稼ぐことが内政の目的なのだが、『何でお金が必要なのか?』を最初に決めておかないと、選択肢が変わってくるのだ。
その為、目標金額を最初に意識するべし。
という訳で、なろうファンタジー風の異世界に飛んで多くの人がやる事を安い順にリスト化してみよう。
1)奴隷を買う
ハーレム要員なので当然複数は前提。
ピンからキリまである訳で、何人買うか大雑把でいいので頭に入れておこう。
2)武器防具
チート能力がある場合、これに金をかける描写をしなくてもいいかもしれないが、良い武器と防具は自分の身を守ると同時に自分の身分を証明する手段である。
ここには惜しまずに金をかけておきたい。
3)工作資金
地獄の沙汰も金次第。
ある程度のことは金でもみ消せるのだ。
だが、工作をするという事は表に出たらまずいことなので、金が洒落でなくかかる。
物語を進めてどんでん返しを考えるならば、この金額を出せるかで話の選択が変わるぐらい大事だったりする。
4)人件費
人は生活するだけでお金を消費する生き物である。
自分が生きるための必要経費は、大人ならば自分で稼がないといけないのだ。
仲間や奴隷が増えてくるとここが固定費な為にボディーブローのように効いてくるから注意。
5)領地
借金で首が回らなくなった領主から借金込みでその領地を買うというのは結構あったりする。
また、領主転生系の場合、貧乏領地からの逆境なんて物語の方向性を決めるのもここだったりする。
成り上がって領主様を目指すなら、この領地購入金額を目安にするべし。
6)戦争
本当に洒落でなく金がかかる。
戦争を視野に入れるならば、領地経営以上の資金を頭に入れないと確実に破綻するので気をつけるべし。
まあ、大体こんな所だろう。
自分がどれぐらいの金額を稼がないといけないか頭に入れたうえで、本題にはいろうと思う。