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風ノ色  作者: 雛-hina-
第一章 何事も紹介から
4/4

紹介の次はプロローグが相場な訳で


そんな訳でまだ本編入らずに進みます。


撫子「長すぎるわよ。」


再び秋月家。


-由里子視点-

授業が終わり涼は部活に行ったので私はそそくさと下校。

流石私! 帰宅部としての自覚がしっかりしているね!


同じ地区内に学校があるので通学に費やす時間は自転車で僅か15分程度。

私がこの学校を選んだ理由ベスト3に入る項目だよ!


そんな訳で自宅に到着。

城門・・・・・・というレベルではないけど門をくぐってから玄関まで歩くこと5分。

玄関に到着。

時間がおかしいって思う人のために説明するね。


うちの両親は凄い仕事をしていたらしくて凄くお家が広いです。

なんでもうちの土地で200坪くらいあるとか言ってたかなあ・・・・。

庭が無駄に広いからお手入れも庭師さんに頼んでるしなあ。

確か50坪あれば4人家族が住めるような戸建てと駐車場スペースが作れるとか先生が言ってたからその4倍だね。

こうやって考えると広いわけだ!


あ、そんな説明をしながら玄関の鍵を・・・・・・・・あ、忘れた☆。

いつも鞄に入れてるのに昨日部屋に置きっぱなしにしちゃったかな?


こういう時は縁側にいけばいつも開いてるはずだね。

だって信彦兄さんは少なくともいると思うし。


だからあっちにいけば問題なし!



・・・・・・・・・・・・・・・・・あっるぇ~?


ALL CLAUSE☆


結果:見事に全部閉まってました。

そんな訳で私は玄関の隅に体育座りで座って待機することになりました。

この季節でよかったね。

冬だったら凍えるとこだったよ・・・・・。



カナカナカナカナカナカナカナカナカナカナ・・・・・。


じんわり汗が・・・・・・。

初夏の(ひぐらし)の声って・・・・なんか暑さを感じるよね。

このままだと私脱水で逝くかもしれないなあ・・・・・・。




-外部視点-


由里子が玄関に正座して待機すること20分経過した頃になって何時も通りの甚平姿で信彦がようやく帰還。

汗だくで玄関先に座っている妹を見つけた信彦の第一の反応は・・・・・・。


「・・・・・・・・・2階の窓なら開いていたぞ。」


お見通しというのは分かったが、なぜに2階によじ登るミッションを自分の妹に提示するかこの兄は!?


「あ、のぶにぃ。おかえりなさい。

・・・・・・・・・・・え・・・・・・あ・・・・・・その手があったね。」


ツッコミがない状態で話しが進みます。

だってこの子納得してツッコまないんだもん。


そんな訳でようやく自宅n(・・・・「あ、鍵忘れた。」


正座が一人増えました。


しかしここで問題が生じました。

撫子は現在仕事の関係で外出中。

涼は夕方まで帰りません。


「携帯で姉様に連絡をしてくれ。」


「了解!」


最初からそうすればいいのに。

というか・・・・・鍵持って出ろこの2人。


携帯を取り出して涼の番号をメモリから呼び出し、いざコール。


お掛けになった電話は、電波の届かないところにあるか、電源が入っていないため掛かりません☆


まあ、部活中に電源入れっぱなしにはしませんよね。

続いて姉への電話は・・・・・・・・。


お掛けになった電話は(以下略


まあ、仕事の話しをしている人が電源入れっぱなしにはしないよね!


そんな訳で仕方なく信彦が白川高校に向かうことになった。

由里子は暑さで一歩も歩けないとのことでその場に待機となりました。



-涼視点-


静寂がただ辺りを包む。

シュッ、トンという決まったテンポの音のみが時折静寂の中に鳴り響くが、すぐに静寂が戻り、また同じ音が鳴る。

僕もまた精神を集中し、右手に持った弓に矢を掛けてゆっくりと弦を弾く。

そして的への狙いに神経を集中する。

もはやこの動作自体が無意識。

何も考えず、ただ弦を引き、そして放つ。


矢の軌道は狙い通りとはいかないが的の中心から少し右にずれた場所を射抜く。

また軌道が中心から逸れたか。

どうも最近上手くいかないなぁ・・・。

的には当るのに。


「先輩。」


的に集中していた僕の傍に遠慮がちに後輩が近づき耳打ちをする。

そしてその内容を聞いて自然とため息が出た。


「ありがとう。少し休憩してくるよ。」


後輩に言い残して僕は稽古場を出ると、出てすぐの場所に兄が待っていた。

兄も僕を見つけると「すまない。」と一言言ってから手を僕に差しだす。


「また二人揃って忘れるなんて何してるんだか。

鍵くらいちゃんと持ってなよ。」


「俺が帰ったら姉様が歓迎して出迎えてくれる予定だったので忘れていた。」


「んなわきゃねえだろ。」


鍵を渡しながらいつものように兄のボケにツッコミを入れてします。

どうもツッコム時はキャラが固定できないなあ。


「今日は先生がいないから早めに帰るよ。」


「そうか。調度いい。

お前も帰ってきたら話すことがある。

寄り道せずに帰って来い。」


表情を変えることはなくそう言い残した兄はさっさと帰って行ってしまった。


しかし兄よ。甚平姿で校内を闊歩するのをいい加減止めてくれ。

あんたうちのOBでもないだろうが。

前なんか教師に入校許可書持っていないからと変質者扱いされるし。

僕がいなかったら警察沙汰だったね間違いなく。


さて、そんなことはいいとして話しか・・・・。

兄が改まって話をする時にろくなことはないからなあ。


「先輩、部長が呼んでます。」


考え事の最中に後輩に声を掛けられて考えを遮断されてしまったので仕方なく僕は稽古場に戻ったのだった。


でも・・・本当に話しってなんだろ?



雛「お話ってなんだろうね?

急展開が待ちうけているのでしょうか!?」


涼「さあ・・・・?

次のページをめくればわかるんじゃないかな?」


雛「ツッコミ役がしょっぱなからツッコミ放棄した!?」


涼「それより各自のプロフィール載せる方が先じゃないの?」


雛「常識は常にぬり替えて行くものだよ少年!」


涼「・・・・・・・・・続きます。」


雛「ツッコミ放棄Episode2!?」

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