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風ノ色  作者: 雛-hina-
第一章 何事も紹介から
2/4

夢は寝てみた方がいいよ?

そんな訳でして、まずは紹介からですね。

西暦2012年6月※日

日本国内某所


-???視点-


縁側。

日本の和風家屋に独特の構造で、家の建物のへり部分に張り出して設けられた板敷き状の通路である。庭等外部から直接屋内に上がる用途ももつ。欧風建築では、ベランダ、ポーチといったものが意匠的には似通っている。障子が、薄明かりの中でその向こうの人や風景を見えるような見えないような曖昧さの中に感じることが出来るのと同じように、内でもなければ外でもないという縁側に、空間を仕切る意識が希薄な日本家屋空間独特の曖昧さの構造を見るという文化論も語られる。(wiki参照。)


いきなり縁側の説明で失礼。

まあ、その縁側に青年が一人座っているのだ。

整った容姿に長身。背中の中央まである綺麗な黒髪は髪紐で結ってあり、ファッション誌にも良く出ているようなまさに美男子と呼ぶにふさわしいのではないだろうか?


しかし、今どきの青年には珍しく、彼は甚平姿に左手には団扇という何とも縁側にはぴったりではあるが似つかわしくない格好でくつろいでいた。

彼の名は秋月信彦(あきつき のぶひこ)

どこかで聞き覚えがあるのでは?と考えた方は多分それで合ってます。

捻りなどなく寧ろそれです。

さて話しが脱線しそうなので一度戻して、彼はどこにでもいる22歳の青年です。

職業は自宅警備員。要するに無職。

何を考えているかよく解りません。


「当然だ、俺の考えは到底凡人に理解できる物ではないからな。

何しろ俺は、天の道をy(はいストップ!!!!

それ貴方の名前に掠りもしていないんだから言ってはいけません!!!


「・・・・・・天からの声に邪魔されてしまった。まあ、仕方ないな。

作者も結局は凡人という訳か・・・・・・・。」


あぁ・・・・なんていうかこんな子です。

ちなみに無職ではありますが彼には年に数回大きな収入源がありますが、

まあそれは後々のお話としましょう。


「信彦。あまり作者を困らせないの。」


私(作者)と彼だけで話をしていただけでは読者が暇なのでここでもうお一方加えるために来ていただきました。


呆れ顔で信彦に説教をしながら現れた女性。

彼女の名は秋月撫子(あきつき なでしこ)

こちらも信彦と同じように一言で言えば美女。

容姿も整っており信彦よりやや短い髪は結ばずにいる為動く度にその振動に合わせて揺れている。

ちなみにスタイルも良くスリーサイズは上かr(「社会的に蒸発したいなら続けて下さい。」


・・・・・・・すびばぜんでじた(滝汗)。

追記:彼女は怒ったら怖い。

服装はお洒落というよりも快適さを重視しているのか黒のタンクトップに薄黄色のショートパンツと本当にラフな格好である。

ちなみに彼女は24歳で職業はジャーナリストではあるが、フリーランサーと呼ばれる部類で特定の会社に属しているのではなく、提供時に契約を結ぶと言った感じである。


「紹介も終わったところで、どうした(あね)さま?

ようやく俺の気持ちに答えてくれるのか?」


「夢は寝てみた方がいいよ?」


追記:彼は極度のお姉さん大好き。つまりシスコン。

将来の夢は姉さまの婿。


「法的に無理。」


「なぜだ?」


「いやいや、寧ろそこを疑問形で返される辺りを更に疑問形で返したいわ。」


こんな感じがいつもの二人である。

さて、後2人主要キャラがいるのではあるが、この家の中には今現在いないので場所と同時に話しを一度区切るとしよう。


「待て。その前にひとつだけ言わせろ。」


はい、なんでござましょか?


「現在進行形で我が家の庭を横断中のそこの黒猫。」


そう言いながら彼が視線を向けた際には確かに黒猫が庭の真ん中を悠々と横断している真っ最中だった。

その視線に猫の方は漫画やアニメでよくあるビクリとした後前足と後ろ足をそれぞれ片方ずつ上げた状態で制止している。

正直あの耐性すっごく辛そうだよね。


「でたわね・・・・・。

この子の悪い病気が。」


説明すると彼は極度なまでの猫大好き症候群なのである。

姉の次に好きな生き物は猫。

猫はそこにいるだけで正義であり仕事なのだと明言している。


「当然だ。お猫様を超すことができる存在は姉さま以外に考えられん。

だが・・・・・・・・・・。」


前半は力を込めて猫を指さしながら言いきった彼ではあったが、

そのあとはやけに真剣な顔で猫を見据えている。

そして一時の静寂が辺りを支配し・・・・・・。


「お前、普通の猫じゃないな?」


・・・・・・・・・・・・・・・・続く。


信彦「おい。」


雛「ん?何?」


信彦「なんだこの中途半端な終わり方は?」


雛「だって仕方ないと思うよ?

主要メインキャラクター4人のうち2人しか紹介してないのに話を進展させる訳にはいかないっしょ?」


信彦「だがこれでは俺がいきなり頭がおかしくなった奴のような扱いじゃないか。」


雛「間違ってないだろ。」


撫子「それは作者に同意。」


信彦「姉さままで!?」


雛「では、次回予告。」


【次回予告】

自宅で2人の紹介が行われていた頃、

同地区内に点在する高校、【白川学園】では・・・・大きな存在が動きだしていた。

次回、新たなる脅威襲来。


信彦「何かちがくね?」


撫子「ごめん信彦。あんた以上にあんたを作ったこれがこんなだった。」


雛「なんだその痛い子を見る目は!?

例えるならそう、店頭用のデモムービーに無茶苦茶力入れてて客を期待させておきながら、発売していざプレイしたらクソゲーだったゲームを見るような目で見るのは

YA☆ME☆RO!!!」


信彦、撫子「「実際そうだろ。」」


雛「・・・・・・・私のLPは0になりました。

では・・・・次回ノシ」

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