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第四話 ナツキのおりょうりきょうしつと食事会

「具材はありますか?」

「今から豚を狩ってきます」

「手伝いに行くぜ!」

「なら塩、胡椒、生姜、酒、みりん、醤油もお願いします」

「塩はありますが酒とみりんの違いが分かりません」

酒と味醂が分からん…だと?なんか豚肉と牛肉すら間違えそうで怖いな…

「私もついていきます」


そう、あろう事か私はただの買い物だと思っていたのだ。

この時までは…


____________________________________

だってさ、普通に考えてさ、城の近くに裏ダンジョンあるとか思わないじゃん。

【夢幻の深淵 第Ⅲ層-災禍の仔】


「ぎゃぁぁぁ!豚って…オークエンペラー狩る人がどこに居るんですか!!!」

「違うぞ?オークエンペラーはもっと身が引き締まってない。」

「じゃあ何ですかこのバケモン!!!」

「黒豚って呼んでるぜ!成長し切ったのは硬いが、この子供は美味いぞ!」

「知ってるやつと違うどう考えても【(くろ)キ豚】とかそういうレベルの猛者ですよ!?」

「おいしいので許してください」

「許します!!!!!!」


____________________________________

【夢幻の深淵 第Ⅴ層-護られし楽園】


「エリクサーは万能の霊薬であり手に持った人が思い浮かべた香りや味になります。胡椒は高いのでこれで許してください」

「どう考えてもこっちのほうが高いです」

「人里を離れたせいで、実は古い貨幣しか持っておらず…

胡椒は育てるのに時間がかかりますがこれは敵を倒すだけで良いんですよ」

「さっきのがどう考えてもお仕置きモンスターの類で有ることを除けば許します」

____________________________________

【古城-ワインセラー】


「酒はスピリタスで良いですか」

「普通の料理酒にしてください燃えます」

「みりんとは何ですか」

「米にアルコールを足して濾してください」

「【マスター錬金術:創造】みりんはこれで良いですか」

「神の所業だとしても買うよりお手軽なので許します」

____________________________________

【蜃気楼の街セルバ】


『お、おい!何だあの怪物共は!!』

『知るか!金生姜を渡せと言うなら渡すしか無いだろ!』

『そ…そうだな!』

「ありがとうございます」

『す…すごい量の食べ物だ!魔道具も!これだけあれば一生遊んで暮らせるぞ!』

『『『ありがとう神様!!!』』』


「取る場所がなかったんですね」

「ここの金生姜は有名なんです、少し手荒になりましたが許してください」

「みんな喜んでるので許します」

____________________________________

【古城-調理場】


「いやー、まさか醤油がどこを探しても無いとは」

「作るか!私は錬金術は苦手だから頼むぜセリ!」

「大豆を【創造】して【煉獄】で炒れば良いんですねっ…あ」

「フライパンごと灰になりましたね」

「お前やっぱどっか抜けてるよな」

____________________________________


一悶着ありながらも何とか材料を調達。

何度か死ぬかと思ったが、作っていきましょう。


まずは豚ロースを解凍。セリさんの火力でも灰にならないとかこの肉使って大丈夫なのかな。

塩コショウを振って、片栗粉を揉み込んで、タレを作ってフライパンで肉を焼いて

「あつっ」

肉に焼き目がついたらタレを入れて。


「生姜焼き完成!」

「おー!料理だ!!しかも暴食が知らなさそうな!!」

「すごい…すごいおいしそうです。」


いざ実食!


「うっ…美味しい…久しぶりに料理を食べて…涙が…」

「マジで大丈夫かセリ。それはそれとしてめっちゃ美味いぜ!暴食の奴にも引けを取らねぇな!」

「良かったです〜今のところこれしかお返しできませんが。」

「十分十分!いつかあの黒豚倒せる位までレベル上げしてやるよ!」

「ありがとうございます!」

「あと私は敬語じゃなくていいぜ!さん付けも外しな!」

「良いの!」

「当たり前よ!」

「それじゃあよろしくね、ミラ!」

「ああ!宜しくな!」


最初の登場がアレだったけど普通にミラさんいい人。


「私よりミラが仲良くなっている…」

「じゃあセリさんにも敬語外します?」

「お願いします。」

「じゃあセリも敬語外して。」

「えっ…私は敬語以外話したら死ぬので。」

「じゃあ私も敬語にします」

「ははッ!こりゃ傑作だ!」


異世界一日目の食卓は、以外に暖かく終わった。


「ッシャア酒だ!酒もってこい!」

「駄目です」

「えー!」

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