0-4高校入学式と学校生活
緊急事態発生により前倒し投稿しました。
4月1日、勇次は大阪にある私立「山谷和泉」高等学校の入学式に出席した。
母、祖母の代わりに信子さんと一緒に学校へ。
淡々と入学式が終わり、配属されたクラスへ。
この学校は京都にある師田翔大学の附属高校。
少なくとも女性はほぼこの大学に進学、男性は医者、教師などを目指す人が進学する。俺は大学には行かない。義務教育じゃないから。
学校のシステムは前世と似た感じ。
①1年3学期。高校は3年まで。留年制度あり。
②1学年8組、クラスが8ある。1クラスあたり25人。
③1組と8組は男性3人。あとの組は女性のみ。
④1組は国語、日本史、世界史、英語の合計点の学年トップ11または数学、物理、化学、英語の合計点の学年トップ11の女性生徒。
⑤8組は選択科目(体育、武術、音楽、美術など)の各トップ3〜10など。
⑥クラス替えは学期末の試験などの結果により、新学期から。男性は、学期末で話し合い、決まらなかったらくじ引きにより1組または8組へ。
⑦学校は月曜日から金曜日は登校日(祝日含む)。土曜日は1組と8組のみ午前中あり(祝日含む)。授業は1コマ50分、10分の休憩。1時間の昼休み。午前は3コマ(女性のみ)、午後は3コマ+部活。
⑧女性生徒は成績や成果をより重視される。学校の出席日数が0でも所定の水準をクリアすれば卒業までいける。
⑨男性生徒は、出席コマ数をかなり重視される。学期ごとに60%の出席コマ数が必要である。月曜日から金曜日の午後3コマと土曜日の3コマ、特に土曜日の出席は倍にカウントされる。つまり週あたり3×5+3×2=21コマあり、21×0.6=12.6コマ、つまり13コマ/週の出席を続ければよい。土曜日だけで6コマ稼げるからあとの7コマをなんとかすればいいので毎日登校しなくてもよい。
さて、入学式だが、校長、生徒会長の話が終わり、自分のクラス1-1へ。1-8じゃないのかって?この学校では体育、武術はするつもりはない。この学校では英語などの語学、日本史、世界史を学びに来ているからである。クラスは男子も含め全員がいた。担任、副担任の挨拶の後、全員1人ずつ自己紹介。名前、得意科目、よろしくお願いします的な挨拶をして難なくやり過ごした。
俺の席は最前列真ん中、左右に同じ男子生徒、残りは女子生徒である。左にいるのは西川、右にいるのは中井である。2人ともクラスメイト、担任など女性に対して高圧的である。俺に対してはそこまでではないが特別仲良く、とはなりそうにない感じ。そりゃ、揃って出席するか分からない、なんとなく向こうは俺に話しかけづらそうな感じ、俺からみても言葉が悪いが体格も考え方というものがしょぼく見えるというかお子様に見えるから対等なクラスメイトって感じがしないから友人関係にはならないって感じかな。むしろ、女子からすごく話しかけられる。既婚者は俺だけであり、女性と接するのもあまり抵抗がないからかも?
とはいってもクラスメイトとはそれなりの関係で特別深い関係にはなってない。あと、月1回、土曜日に在学生の全男子生徒と唯一の男性教師の水口で男子会みたいな特別授業がある。先輩から高校ならではの話や女子、女性の接し方などくっそダルい話やらでとても苦痛であった。
こうして学業以外、つまらない高校生活を送ることになった。通学頻度?週2〜4くらいしか通ってない。正直、稽古や組手の方が楽しい。
登場人物
校長
神藤 矢恵
50代女性、既婚。
師田翔大学の創立者の末裔。
主人公とはほぼ関わり合うことはないだろう。
生徒会長
新2年生の女子。
名前は勇次の記憶にないため割愛。
1-1担任
藤井 宏子
33歳女性、未婚、子1人。担当教科は日本史。
1-1副担任
水口 賢一
24歳男性、既婚。担当教科は世界史。
1-1クラスメイト
西川 優貴
中井 淳二
それ以外は女子。
次回もよろしくお願いします。